文献

J-GLOBAL ID：201902233659681248   整理番号：19A1797063

新規スラグフローテーション法によるアルミニウムスクラップの高清浄度化とアップグレードリサイクルプロセスの開発

著者 (3件)： 新井宏忠 (八戸工高専) ,  嶋崎真一 (香川高専) ,  松本克才 (八戸工高専)
資料名： マツダ財団研究報告書(科学技術振興関係)  (マツダ財団研究報告書 科学技術振興関係)
巻： 31  ページ： 81-87  発行年： 2019年07月 
JST資料番号： J0708A  ISSN： 1344-0497  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,自動車車体におけるアルミニウム展伸材の使用量が増加している.しかしながらアルミニウム展伸材をスクラップ再生すると,不純物元素や非金属介在物の混入により展伸性が悪化してしまうため,鋳物のダウングレードリサイクルとなっているのが実情である.そこで申請者らは,アップグレードリサイクルを実現するために,ヘテロ凝集現象を利用した溶湯高清浄化法の開発に取り組んでいる.本研究では,ヘテロ凝集に関する理論モデルを検証した.その結果,ヘテロ凝集挙動を明確化でき,理論モデルは実験結果とよい一致を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *アルミニウム ,  *スクラップ ,  *リサイクル ,  清浄度 ,  *浄化 ,  *浮上法 ,  *スラグ ,  不純物 ,  介在物
準シソーラス用語： アップグレード ,  *ヘテロ凝集 ,  自動車車体 ,  展伸材 ,  理論モデル

分類 (1件)： 精錬  (WD02040L)

引用文献 (7件)：

• 大隅研治,永倉豊,増田隆平,“アルミニウム溶湯からの非金属介在物除去用新フィルタの開発”,R&D 神戸製鋼技報,51(2001),54-57.
• H. Arai, K. Matsumoto, S. Shimasaki and S. Taniguchi, “Model experiment on inclusion removal by bubble flotation accompanied by particle coagulation in turbulent flow”, ISIJ Int., 49 (2009), 965-974.
• M. Smoluchowski, “Versuch einer mathmatischen Theorie der Koagulationskinetik kolloider Lösungen, Z. Phys. Chem., 92 (1917), 129-168.
• T. Nakaoka, S. Taniguchi, K. Matsumoto and S. T. Johansen, “Particle-Size-Grouping method of inclusion agglomeration and its application to water model experiments”, ISIJ Int., 41 (2001), 1103-1111.
• P. G. Saffman and J. S. Turner, “On the collision of drops in turbulent clouds”, J. Fluid Mech., 1 (1956), 16-30.

タイトルに関連する用語 (6件)： スラグ ,  フローテーション ,  アルミニウム ,  スクラップ ,  清浄度 ,  開発