抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,一対比較にFCR法を適用して選好度を求めた選好度算出に際し,矛盾度により質問紙のスクリーニングを行い,その前後での結果を比較,考察した。事例として,約100名の大学生を対象に,6種類のお茶について質問紙調査を実施した。その結果,麦茶とウーロン茶で矛盾のループ(選好の推移律の破綻)が発生していた。そこで,矛盾度の平均値±3.00,-2.00+3.00,±2.00の3段階で質問紙のスクリーニングを実施した。スクリーニングをした結果,麦茶とウーロン茶の得点差が0.37→0.36→0.36→0.22と低減した。これらから,矛盾のループが低減されていることを確認することができた。これらにより,一対比較にFCR法を適用することには,矛盾度を利用してスクリーニングができ,より良い選好度の算出ができるといえる。(著者抄録)