抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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全人口の約70%は南アジアの農村地域に住み,その70%は土地無または限界農民である。家畜生産は南アジアにおける農村の社会的経済的発展において多様な役割を果たしている。酪農業に参入するのに,高価な乳牛(主にバングラデシュの牛とインドの水牛)を購入するのは容易ではない。可能性のある解決策として,家畜の委託飼育の仕組みに焦点を絞り,インドとバングラデシュにおけるこの仕組みを調査した。インド(141)とバングラデシュ(105)における246の農家世帯について,牛と水牛の飼育数とそれらの入手経路についてインタビュー調査をした。246の世帯のうち14世帯は,他人が所有している乳牛を飼育していることがわかった。これらは,伝統的,先買権付き,および価値付与型酪農の3つの委託飼育類型に分けられた。2番目と3番目の仕組みは,家畜を飼育する世帯が直面した市場によって各地で構築された。牛乳市場と乳用家畜市場の発展が委託の仕組みを変容させている可能性がある。金銭の移転を伴わない伝統的な委託飼育の仕組みは,委託された家畜の販売を通して現金収入を得ることを目指した仕組みに変容した。(翻訳著者抄録)