文献

J-GLOBAL ID：201902234687717398   整理番号：19A0557019

キラリティ誘起ヘリカル自己推進の理論モデル【JST・京大機械翻訳】

Theoretical model of chirality-induced helical self-propulsion

著者 (2件)： Yamamoto Takaki (Laboratory for Physical Biology, RIKEN Quantitative Biology Center, Kobe 650-0047, Japan) ,  Sano Masaki (Department of Physics, The University of Tokyo, 7-3-1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113-0033, Japan)
資料名： Physical Review. E  (Physical Review. E)
巻： 97  号： 1  ページ： 012607  発行年： 2018年 
JST資料番号： W0493A  ISSN： 2470-0045  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは,最近,ヘリカル自己推進[T.YamamotoとM.Sando,[引用文献情報:原文を参照]]を示すキラル人工マイクロスイマーの実験的実現を報告した。実験において,界面活性剤溶液中に分散したコレステリック液晶(CLC)液滴が自発的に変化し,そのハンデネスがCLCの成分分子のキラリティにより決定される螺旋経路においてMarangoni流により駆動された。ヘリカル自己推進運動の出現機構を研究するために,CLC液滴の自己推進螺旋運動の現象論的モデルを提案した。このモデルをカイラル系における対称性の議論により構築し,液滴の螺旋配向ベクトル場の対称性を表す速度,角速度,テンソル変数に関する結合時間発展方程式によるCLC液滴の動力学を記述した。このモデルにおいて,螺旋運動と他のカイラル運動が現れることを見出した。各カイラル運動間の分岐挙動を調べることにより,速度と角速度の間のカイラル結合項,CLC液滴の構造異方性,及びモデル方程式の非線形性がCLC液滴の螺旋運動の出現に重要な役割を果たすことを見出した。Copyright 2019 The American Physical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 界面活性剤 ,  対称性 ,  配向ベクトル ,  非線形性 ,  Marangoni対流 ,  テンソル ,  発展方程式 ,  角速度 ,  *液滴 ,  コレステリック相
準シソーラス用語： 構造異方性 ,  現象論的モデル ,  *理論モデル ,  *自己推進 ,  *キラリティ , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 不均質流  (BC02060J) ,  ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論  (BA08020B)

引用文献 (1件)：

• Soft Matter 13, 3328 (2017)

タイトルに関連する用語 (4件)： キラリティ ,  誘起 ,  自己推進 ,  理論モデル