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J-GLOBAL ID：201902235241641043   整理番号：19A1373323

新たな光技術で進展するリモートセンシング テラヘルツ波リモートセンシング-大気分子の純回転遷移間の非局所熱平衡問題を解く-

著者 (2件)： 笠井康子 (情報通信研究機構 テラヘルツ研究セ) ,  山田崇貴 (情報通信研究機構 テラヘルツ研究セ)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 48  号： 5  ページ： 187-192  発行年： 2019年05月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・新しい周波数領域としてテラヘルツ領域が注目され,地球惑星大気科学への応用が期待。
・地球惑星大気科学で利用するために,球面対称大気における非局所熱平衡状態のテラヘルツ放射伝達計算モデルを開発。
・情報通信研究機構が中心となり開発した一次元球対称大気の多準位非局所熱平衡モデルについて紹介。
・本モデルは,静的大気および膨張大気の両方において光学的に厚い遷移も正確に扱うことができることを指摘。
・与えられた振動準位での回転準位の分布を計算し,地球大気上端や惑星などの希薄大気でのテラヘルツ波観測の正確なフォワードモデルとして有用。

シソーラス用語： *分光分析 ,  *テラヘルツ波 ,  分子スペクトル ,  *リモートセンシング ,  回転遷移 ,  熱平衡 ,  非局所性 ,  計算モデル ,  回転準位 ,  惑星大気 ,  振動準位 ,  *放射伝達 ,  モデリング ,  フォワードモデリング ,  大気上端 ,  地球大気 ,  局所熱力学平衡 ,  *テラヘルツ分光法
準シソーラス用語： LTE【平衡】 ,  *テラヘルツ波分光法

分類 (3件)： 赤外・遠赤外領域の測光と光検出器  (BD07032W) ,  リモートセンシング一般  (AD04000L) ,  放射伝達,放射変調  (BD03080P)

引用文献 (23件)：

• D. Bockelee-Morvan: Astron. Astrophys., 181 (1987) 169-181.
• F. Bensch and E. A. Bergin: Astrophys. J., 615 (2004) 531-544.
• V. Zakharov, D. Bockelée-Morvan, N. Biver, J. Crovisier and A. Lecacheux: Astron. Astrophys., 473 (2007) 303-310.
• F. Bensch, G. J. Melnick, D. A. Neufeld, M. Harwit, R. L Snelld, B. M. Patten and V. Tolls: Icarus, 191 (2007) 267-275.
• N. Biver, D. Bockelée-Morvan, J. Crovisier, A. Lecacheux, U. Frisk, Å. Hjalmarson, M. Olberg, H. G. Florén, A. Sandqvist and S. Kwok: Planet. Space Sci., 55 (2007) 1058-1068.

タイトルに関連する用語 (7件)： 光技術 ,  進展 ,  リモートセンシング ,  テラヘルツ波 ,  大気 ,  分子 ,  回転遷移