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J-GLOBAL ID：201902235274966757   整理番号：19A0164410

再資源化した複数の産業廃棄物にとび粉を加えた斜面植生工の適用性

APPLICATION OF RECYCLING DIFFERENT WASTES VEGETATION SYSTEM FOR SEEDING AND PROTECTION OF SLOPE TOPSOIL

著者 (5件)： 石田哲朗 (東洋大学 理工学部 都市環境デザイン学科) ,  野澤宏斗 (東洋大学大学院 理工学研究科 都市環境デザイン専攻) ,  山中貫右 (ライト工業株式会社) ,  神山藍 (東洋大学 理工学部 都市環境デザイン学科) ,  本多良助 (上毛緑産工業株式会社)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 74  号： 4  ページ： 176-187(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 産業廃棄物である下水汚泥,上水汚泥,伐採材・建設発生木材等を主原料とし,接合剤として蒟蒻の飛翔廃棄粉のとび粉を混入した緑化基盤材と有機系生育基盤材に高分子系樹脂を混入した生育基盤材の本格的な吹付け施工を学内の斜面で行った.それぞれの生育基盤材の土壌硬度や保水性の物理的性質,pH,EC,CECおよび全窒素量などの化学的性質ならびに植被率や分光反射特性から植生状況を長期間に渡り計測し適用性を総合的に評価した.結果から,とび粉は高分子系樹脂に劣ることなく,十分にその接合剤としての役割を果たし,提案する緑化基盤材は斜面被覆材として再資源化できると同時に,産業廃棄物の処理・処分の促進と,その自然への還元も図れることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *産業廃棄物 ,  下水汚泥 ,  間伐材 ,  建設廃棄物 ,  材料 ,  緑化 ,  *植生工 ,  自然景観 ,  機能性高分子 ,  植物成長 ,  コンニャク ,  *資源再生 ,  被覆材 ,  植物生理

著者キーワード (4件)： recycling wastes ,  planting ground ,  flying powder of konjac ,  planting treatment

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  土工計画,土工事  (RA07050R)

引用文献 (17件)：

• 1) 大木高公,石田哲朗,大木宜章,高橋岩仁:複数の廃棄物を混合した緑化基盤材の施工事例から観た再資源化への取組み,土と基礎,Vol. 55, No. 10, pp. 17-19, 2007.
• 2) 石田哲朗,下田代知憲,田中修三,本多良助,加藤千恵子:廃棄物にとび粉を混合し資源化した法面緑化基盤材の性能評価,地盤工学会誌,Vol. 59, No. 7, pp. 18-21, 2011.
• 3) 小橋澄治,村井宏編:のり面緑化の最先端~生態,景観,安定技術~,p. 112, ソフトサイエンス社,1995.
• 4) 吉良竜夫:生態学からみた自然,pp. 120-129, 河出書房新社,1971.
• 5) 社団法人日本道路協会:道路土工-のり面工・斜面安定工指針,pp. 234-235, 丸善,1999.

タイトルに関連する用語 (5件)： 再資源化 ,  産業廃棄物 ,  斜面 ,  植生工 ,  適用性