抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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冷間圧延3104アルミニウム合金板において,深絞りによってカップ上の耳が圧延方向に対して0°および180°に形成することが知られている。前報が,元の板と耳上の結晶学的集合組織の間の関係を考察したが,機械的性質と耳の異方性の間に顕著な相関を必ずしも観察できなかった。深絞りによって形成する耳の機構を知るために,深絞りによる集合組織発達を考察すべきである。本研究においては,深絞りによる冷間圧延3104アルミニウム合金板中の変形集合組織の発達をX線回折法によって測定し,そして解析した。深絞りによる変形集合組織中に見いだされた主たる方位は圧延集合組織と同等であったが,GossおよびCu成分の強度が特に増加した。深絞りによる格子回転を方位分布関数(ODF)を解析することで推定し,集合組織発達の結晶学的機構を考察した。(翻訳著者抄録)