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J-GLOBAL ID:201902235835257335   整理番号:19A2189676

温室野菜生産における局所温度制御

Local Temperature Control in Greenhouse Vegetable Production
著者 (2件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 305-314(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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現在の温室内温度制御法としては,温室内の均一温度を推奨しており,多くの他の研究は,温室内の温度勾配が垂直的及び水平的に低下することを示している。しかしながら,最近の研究は,根,果実,花,及び茎頂が,葉や茎より温度変化に敏感であり,均一な温度制御が必要でない可能性があることを示している。さらに,収量損失をもたらさないエネルギーコストの低減は,温室生産でのエネルギーコストの削減や持続的な栽培の確保のために望ましい。本報では,温室野菜生産における局所温度制御法に関する現在の研究をレビューし,主にトマトに焦点を当て,それらを新しい温度制御技術と比較した。根,果実,茎頂,及び花は温度変化に敏感であり,極端な温度条件下で負の症状を示す。したがって,これらの植物器官の温度は局所的に制御すべきである。根域の温度制御は根の成長とそれに関連する生理活性を強化し,水とミネラル栄養素の取り込みを促進する。これにより,茎部の成長が促進される。果実の温度制御は,トマトには効果的ではないが,メロンやスイカの果実成長と果実の糖蓄積を促進する。茎頂の温度制御は,葉芽と花芽の分化を促進する。花の温度制御は,花粉生存能を強化し,着果を促進する。茎頂の加温と花の加温の組合せは,収量低下を伴わずに,従来の加温と比較してエネルギー消費の削減を可能にする。近年,局所温度制御技術(根を除く)が研究されているが,より良い局所温度制御システムを開発するための生理学的機構と実用的アプローチに関する研究が明らかに欠如している。したがって,将来,この分野でさらなる研究が必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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野菜  ,  作物栽培施設 
引用文献 (96件):
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