抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・現在日本大学に在籍する筆者は,国士舘大学に着任後,福島県二本松市東和地区に位置する西谷集落で集落住民と国士舘大学文学部地理学教室で自身が担当するゼミナール(宮地ゼミ)との間で,中山間地域農業と農村の現状を学ぶことを目的とした実習を継続して行ってきた。10年を経た現在,この活動の意義と課題を,地域の概要,活動開始の経緯,活動内容とその変化に関して,学生と集落住民の双方の立場から整理する時期に来ていると考察。
・学生の参画状況と活動に対する評価を,学生の属性,学生及び集落住民から見た西谷学校の活動に対する評価等から,以下の2点を明らかにした。1)宮地ゼミで続けてきた「中山間地域農業参画プロジェクト」の活動内容を報告すると共に,諸活動の実践が学生及び集落住民に評価されている内容をアンケートの結果に基づいて説明し,2)中塚と小田切(農村計画学会誌,36-1,6-11,2016)等の既存研究において指摘されてきた地域連携活動の段階性を踏まえて,こうした活動の展望を試行。