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J-GLOBAL ID:201902236530033241   整理番号:19A1323944

メトホルミンは肝細胞癌細胞株におけるAMPK-CEBPβ経路を介してCD133の発現を調節する【JST・京大機械翻訳】

Metformin Regulates the Expression of CD133 Through the AMPK-CEBPβ Pathway in Hepatocellular Carcinoma Cell Lines
著者 (9件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 545-556  発行年: 2019年 
JST資料番号: W3158A  ISSN: 1476-5586  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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CD133は癌幹細胞マーカーとして報告されている細胞表面蛋白質であり,癌治療の潜在的標的と考えられている。糖尿病の治療に使用されるビグアニドの一つであるメトホルミンは,CD133の発現を含む癌発生と癌幹様細胞(CSC)のリスクを低下させることも知られている。しかしながら,メトホルミンによるCD133発現の低下の基礎となる機構はまだ理解されていない。本研究により,メトホルミンは,アデノシン一リン酸(AMP)活性化蛋白質キナーゼ(AMPK)シグナル伝達を介してCD133P1プロモーターに影響することによりCD133発現を主に抑制するが,ラパマイシンの哺乳類標的(mTOR)には影響しないことを示した。AMPK阻害は,メトホルミンによるCD133の減少を救済した。さらなる実験により,CCAAT/エンハンサー結合蛋白質β(Cebpβ)はメトホルミンによりアップレギュレートされ,Cebpβの2つのアイソフォームはCD133の発現を相反的に調節することを示した。特に,肝臓濃縮活性化蛋白質(LAP)イソ型は,P1プロモーター領域に直接結合することによりCD133の発現を増加させたが,肝臓濃縮阻害蛋白質(LIP)アイソフォームはCD133の発現を抑制した。これらの知見と一致して,3次元(3D)培養アッセイと薬剤感受性アッセイは,LAP過剰発現細胞が大きなスフェロイドを形成し,5-FU(5-FU)処理に対してより耐性であることを示した。一方,LIP過剰発現細胞は5-FUに対してより感受性であり,メトホルミンとの併用効果を示した。著者らの結果は,メトホルミン-AMPK-CEBPβシグナル伝達がCD133の遺伝子発現の調節において重要な役割を果たすことを示した。さらに,LAP/LIPの比率を制御することは,癌の治療のためのCSCを標的とするための新しい戦略である可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 

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