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J-GLOBAL ID:201902236699318705   整理番号:19A0001994

開発途上国における地方分権化政策により形成された地域格差-フィリピンにおける1991年地方政府法の施行による道路管理を事例として-

The regional disparity caused by decentralization policy in developing countries-A case study of road management systems under the implementation of the local government code 1991 in the Philippines-
著者 (1件):
資料名:
号: 20  ページ: 163-170  発行年: 2018年03月31日 
JST資料番号: L6303A  ISSN: 1344-9842  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本稿は,フィリピン共和国(以下フィリピン)で制定された1991年地方政府法の施行により形成された新たな地域格差を道路管理を通じて検討し,開発途上国において地方分権化政策を導入するうえでの課題を考察するものである。フィリピンでは1960年代半ばから20年以上にわたり,マルコス政権下において開発独裁体制が採られていた。しかし,その後の政権を担ったアキノ大統領は民衆の強い要望もあり,民主化の促進および地域格差是正の一環としての地方分権化政策を推進し,地方道の整備は,それぞれの管轄行政体に任されることとなった。そこでルソン島北部に位置するベンゲット州とイフガオ州の地方自治体や住民に対するアンケートおよび聞き取り調査を通じて,道路管理の分権化による評価可能な点と課題を整理した。その結果,それ以前と異なり地域の要望に対する対応が早くなったことが評価された反面,自治体レベルにおける道路整備の知識や理解度,財政の管理能力の差異に基づく新たな地域格差が創出されたことが明らかになった。このことはナショナルミニマムが満たされていない国における地域開発の在り方と課題を示唆するものと考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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道路計画・調査,道路の構造 

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