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J-GLOBAL ID：201902237154112966   整理番号：19A0953657

都市間高速道路の車線減区間における確率的渋滞現象に関する研究

A STUDY ON STOCHASTIC BREAKDOWN PHENOMENA IN INTERCITY EXPRESSWAY LANE DROP SECTIONS

著者 (4件)： 加藤大知 (NTTフィールドテクノ 九州支店 設備部) ,  柿元祐史 (名古屋大学大学院 環境学研究科 持続的共発展教育研究センター) ,  中村英樹 (名古屋大学大学院 環境学研究科 都市環境学専攻) ,  後藤梓 (国土技術政策総合研究所 高度道路交通システム研究室)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 74  号： 5  ページ： I_1411-I_1418(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速道路における渋滞現象は,その発生メカニズムや確率的特性,発生前後での交通容量の相違など,数多くの知見が蓄積されつつある.しかしながら,車線減区間のような車線利用特性の影響が大きい区間では,交通容量の低下は明らかであるものの未だ不明確な点が多く,詳細な分析が必要である.そこで本論文では,絞り込み形態が異なる複数の車線減区間を対象に,渋滞発生前後のメカニズムについて分析を行った.その中で,渋滞発生確率曲線の推定を行い,車線利用特性を踏まえた考察を行ったところ,渋滞発生確率は絞り込み車線が第一,登坂,合流車線の順に高くなることがわかった.要因として,第一車線の場合は渋滞発生前の車線利用の偏りが小さいこと,合流車線の場合は左からの追越が発生しているなど,車線利用特性の影響が大きいことを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *高速道路 ,  *車線 ,  付加車線 ,  *交通混雑 ,  交通容量 ,  合流
準シソーラス用語： *交通渋滞 ,  絞り込み ,  合流交通 ,  *車線減区間 ,  渋滞対策 ,  渋滞発生確率曲線 ,  登坂車線 ,  *都市間高速道路

著者キーワード (5件)： intercity expressway ,  breakdown ,  capacity ,  lane-drop section ,  discharge flow

分類 (1件)： 交通調査  (TB01031B)

引用文献 (8件)：

• 1) 越正毅,桑原雅夫,赤羽弘和:高速道路のトンネル,サグにおける渋滞現象に関する研究,土木学会論文集,No.458/IV-18, pp.65-71, 1993.
• 2) 小林正人,中村英樹,浅野美帆,米川英雄:都市間高速道路におけるボトルネック交通容量の確率的特性分析,第31回交通工学研究発表会論文集,pp.133-138, CD-ROM, 2011.
• 3) Brilon, W., Geistefeldt, J. and Regler, M.: Reliability of freeway traffic flow: A stochastic concept of capacity, Proceedings of the 16th International Symposium on Transportation and Traffic Theory, pp.125-144, 2005.
• 4) Shojaat, S., Geistefeldt, J., Parr, S. A., Wilmot, C. G. and Wolshon, B.: Sustained flow index: Stochastic measure of freeway performance, Transportation Research Board 95th Annual Meeting, Vol.2554, 16-5907_1-16-5907_16, 2017.
• 5) 倉内文孝,宇野伸宏,飛ヶ谷明人:都市間高速道路合流部における渋滞発生メカニズムに関する画像データ解析,土木計画学研究・論文集,Vol.24, No.3, pp.609-618, 2007.

タイトルに関連する用語 (5件)： 都市間高速道路 ,  車線 ,  確率 ,  現象 ,  研究