文献
J-GLOBAL ID:201902237882390476   整理番号:19A1998551

プランクトン群集における共生・寄生 ゼラチン質動物プランクトンと共生する浮遊性甲殻類-十脚類幼生とクラゲノミ類での事例研究-

Symbiotic crustaceans on gelatinous zooplankton: case studies of decapod larvae and hyperiid amphipods
著者 (4件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 334-338  発行年: 2019年08月15日 
JST資料番号: S0220B  ISSN: 0285-4376  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
クラゲ類やサルプのようなゼラチン質動物プランクトンは,様々な生物の宿主としての役割を果たし,プランクトン群集におけるそれらに対する生態学的な利益を提供している。共生生物によってこれらゼラチン質宿主を利用する方法を理解するために,著者らは現地での水中観察と実験室での飼育観察を実施した。本論文では,著者らの最近の知見と将来の課題について,十脚類幼生とクラゲノミ亜目端脚類に特に注意を払って紹介する。イセエビ下目とタラバエビ科のゾエア期幼生は,栄養のために多様なゼラチン質動物プランクトンに依存している。特に,フィロソマと呼ばれるイセエビ下目のゾエアでは,宿主のゼラチン質動物プランクトンは,食料としてだけでなく,移動手段や隠れ場所としても利用されている。第3顎脚は,その先端部に高密度の剛毛を備え,絶えず体表の掃除のために用いられている可能性があり,一方,ゼラチン質宿主と繋がっている可能性がある。一方,クラゲノミ亜目端脚類は生殖のためにゼラチン質動物プランクトンを利用している。それらは,選択的な方法でゼラチン質宿主に寄生する:タルマワシ属端脚類は,タリア綱被嚢類またはクダクラゲ類刺胞動物を利用し,アワセトガリズキン属端脚類は有櫛動物を利用する。各クラゲノミ亜目端脚類のゼラチン質動物プランクトンとの共生関係に関するさらなる詳細な研究が,クラゲノミ類によるゼラチン質宿主の進化的選択様式に光を当てる可能性がある。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
プランクトン  ,  異種生物間相互作用 

前のページに戻る