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J-GLOBAL ID:201902237984490684   整理番号:19A2030138

コメ難消化性タンパク質による腸管バリア機能増強効果

著者 (1件):
資料名:
巻: 34  ページ: 146-149  発行年: 2019年08月 
JST資料番号: L0547A  ISSN: 2188-0662  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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難消化性タンパク質はヒトが消化できないタンパク質であり,栄養として吸収できないため,これまで不必要なタンパク質として考えられてきた。また,コメにも難消化タンパク質が含まれており,栄養上問題視されてきた。一方で近年,食物繊維と同等の働きをもつ難消化性タンパク質の体調調節機能が明らかとなりつつあり,難消化性タンパク質を含む食品・食材としてコメやダイズに注目が集まっている。そこで本研究では,食物繊維様の生理機能を示すRRPを投与したマウスの腸管バリア機能の増強効果について,抗菌ペプチドReg3γに着目して解析することを目的に研究を行った。Reg3γ遺伝子発現はCtrlと比較して統計学的有意差はなかったものの,RRPで減少していた。また,Reg3γの産生に関連するサイトカインIL-22遺伝子発現もRRPの投与により減少していた。RRPはReg3γ発現を特異的に負に制御することが示唆された。また,RRP投与はBifidobacteriumの盲腸内占有率を増加したため,RRPは腸内環境を改善できる可能性がある。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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食品の化学・栄養価  ,  食品蛋白質 
引用文献 (6件):
  • Azuma, N., Kanaya, M., Kanamoto, R., Iwami, K.: Feeding soybean resistant protein to rats raises fecal bile acid excretion but counteracts a deoxycholate-caused decrease in colonic aberrant crypt foci, J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) , 45, 183~192, 1999.
  • Ishiguro, T., Tatsunokuchi, S., Mitsui, N., Kayahara, H., Murasawa, H., Konishi, Y., Nagaoka, S.: Cholesterol-lowering effect of kori-tofu protein and its high-molecular-weight fraction Ctrlen, Biosci Biotechnol Biochem, 75, 575~577, 2011.
  • Nishimura, N., Mita, Y., Sakurai, M., Yamamoto, T., Ota, T.: Effect of Soy Resistant Protein on Fermentation and Microbiota in the Large Intestine, Daizu Tanpaku Kenkyu, 10, 48~54, 2007.
  • Sasajima, N., Ogasawara, T., Takemura, N., Fujiwara, R., Watanabe, J., Sonoyama, K. : Role of intestinal Bifidobacterium pseudolongum in dietary fructo-oligosaccharide inhibition of 2,4-dinitrofluorobenzene-induced contact hypersensitivity in mice, Br J Nutr, 103, 539~48, 2010.
  • Vaishnava, S., Yamamoto, M., Severson, K. M., Ruhn, K. A., Yu, X., Koren, O., Ley, R., Wakeland, E. K., Hooper, L. V. : The antibacterial lectin RegIIIgamma promotes the spatial segregation of microbiota and host in the intestine, Science (New York, N.Y.), 334, 255, 2011.
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