抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カルボニル基を含む代謝産物は,ステロイドや糖のような種々の型のケトンやアルデヒドを含む分子のいくつかの重要なクラスを代表する。相対定量の高い被覆率と高い精度と精度を有するカルボニルサブメタボロームをプロファイリングするための高性能化学同位体標識(CIL)LC-MS法を報告する。この方法は,標識代謝産物が逆相LCにより効率的に分離され,エレクトロスプレイイオン化MSによりイオン化されるように,それらの化学的及び物理的性質を変化させるためのカルボニル代謝産物のダンシルヒドラジン(DnsHz)標識の使用に基づいている。異なるカルボニルクラスを代表する6つの標準の分析において,アセトアルデヒドは標識化後にのみイオン化され,MSシグナルは他の5つの標準に対して有意に増加し,増強因子はアンドロステロンに対して~15倍から2-ブタノンに対して~940倍の範囲であった。個々の試料を12C標識により別々に標識化し,13C標識プール試料を添加し,LC-MS分析,ピーク対採取及びピーク強度比測定を行った比較試料における代謝差を定量するために,示差12C及び13C-DnsHz標識を開発した。1:1~12C-/13C標識ヒト尿混合物(n=6)の反復分析において,平均2030±39対を1737対で検出し,多数のカルボニル代謝産物の検出とピーク対検出の高再現性の可能性を示した。ピーク対比の平均RSDは7.6%であり,対の95.6%は20%未満のRSD値を有し,ピーク比測定に対して高い精度を示した。さらに,ほとんどのピーク対の比率は1.0の期待値に近かった(例えば,それらの95.5%は0.67と1.5の間の比率を有し,この方法の高い精度を示した)。代謝産物同定のために,DnsHz標識標準のライブラリーを構築し,それぞれのMS,保持時間(RT),MS/MS情報を含む78のカルボニル代謝産物を含んだ。このライブラリーとMS,RTおよびMS/MSマッチに基づく標識カルボニル代謝産物同定のためのオンライン探索プログラムを,自由に利用可能なWebサイト,www. mycomidund.orgにおいて実行した。このライブラリーを用いて,尿中に検出された1737のピーク対のうち,33の代謝産物が明確に同定された。加えて,1333のピーク対は,カルボニル代謝産物に属するそれらのほとんどを有するメタボロームデータベースに適合することができた。これらの結果は,12C-/13C-DnsHz標識LC-MSが,高被覆率の複雑な試料のカルボニルサブメタボロームをプロファイリングするための有用なツールであることを示している。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】