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J-GLOBAL ID:201902238186488821   整理番号:19A1875198

災害からの復興過程における厚生評価の参照点に関する考察

Reference point for welfare evaluation in the process of recovery from disaster
著者 (2件):
資料名:
巻: 54th  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年 
JST資料番号: U1657A  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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東日本大震災から震災後5年間の集中復興支援期間を経て,地域間の復興の進捗の差,復興計画における公的投資の決定のプロセスなど,復興過程におけるさまざまな課題の検証が続けられている.復興の基本的な指針のひとつは地域住民の視点で復興を進めることであり,そのために被災地の住民の主観的な生活満足度や復興感の調査が行われてきている.地域住民の主観的な復興の程度の評価は,被災の程度,住宅,仕事,所得といった個人の状況や,近隣との社会的紐帯,まちの再建や賑わいといった外部の状況が多元的に影響を及ぼしていること,さらに将来の見込みという不確実な期待要因も影響を及ぼしていることが明らかになっている.理論的には,個人の将来の見込みに関する選択においては,プロスペクト理論により参照点がシステマティックな影響を持つとされ,さらに将来の見込みが曖昧であるとき,その予測によって参照点が変化することも指摘されている.これらの知見は,復興の程度の評価においても,被災時や被災前などの参照点の設定による評価の相違や,将来の展望によって体系的に評価が変化する可能性を示している.本稿は,復興の評価をより適切に把握するために,1)個人の復興の評価における参照点および将来の見込の影響を記述するモデルを設定すること,及び2)参照点および将来の見込みが,多元的な評価の基準にどのような影響を及ぼしているかを明らかにすること,を目的とする.個人の評価をプロスペクト理論の知見に基づいてモデルとして記述し,復興の主観的評価に関する実証的知見を理論的に検討することにより,モデルの実証分析に向けた課題を検討する.(著者抄録)
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分類 (2件):
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自然災害  ,  都市問題,都市防災 
タイトルに関連する用語 (6件):
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