抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:心房細動(AF)イヌの脊髄電気刺激(SCS)治療後の血清レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系(RAAS)指標及び心房細動負荷の変化を検討し、SCSが心房細動に対する抑制作用及びRAASに与える影響を解明する。方法;24匹の健康な成年犬を選び、その中の16匹にペースメーカーと心電追跡器を移植し、右房の快速ペーシング方式で心房細動犬モデルを確立し、モデリングに成功した16匹の心房細動モデルイヌを心房細動群(AF群、n=8)とSCS治療群(SCS群、n=8)に分けた。SCS群のイヌに脊髄刺激器を移植し、12週間のSCS治療を行った。残りのイヌをブランク対照群(n=8)とした。AF群とSCS群のイヌの心房細動負荷を,ECG追跡装置によって監視した。3群のイヌの心房面積を心エコー法で測定した。血清レニン,アンギオテンシンII(AngII),アルドステロン(ALD),アンギオテンシンII受容体1(AT1R),アンジオテンシンII受容体2(AT2R)およびアンギオテンシン変換酵素2(ACE2)のレベルをELISAで測定した。【結果】:SCS群の心房細動負荷はAF群に比して有意に低かった(P<0.05)。AF群のイヌの左と右心房の面積は,ブランク対照群のものよりかなり高かった(P<0.05)。SCS群の犬の左心房面積はAF群より小さく(P<0.05)、右心房面積も縮小したが、統計学的有意差がなかった(P>0.05)。SCS群のイヌの左と右心房の面積は,ブランク対照群のそれより大きかった(P<0.05)。ブランク対照群と比較して,AF群の血清ACE2レベルは有意に減少し(P<0.05),レニン,AngII,ALD,AT1RおよびAT2Rは有意に増加した(P<0.05)。AF群と比較して、SCS群の犬血清ACE2レベルが増加し、レニン、AngII、ALD、AT1RとAT2R水が平均的に低下した(P<0.05)。モデリング前と比較して,AF群の血清ACE2レベルは減少し(P<0.05),レニン,AngII,ALD,AT1R,およびAT2Rは有意に増加した(P<0.05)。治療前と比べ、治療後のSCS群の犬血清ACE2レベルは上昇し(P<0.05)、レニン、AngII、ALD、AT1RとAT2R水は平均低下した(P<0.05)。結論:心房細動はRAASを活性化でき、SCS治療は心房細動を抑制し、心房細動で活性化したRAASを抑制でき、さらに心房細動の悪化に対して抑制作用がある。血清RAAS指標は、SCSによる心房細動の転帰を評価する重要な観察指標である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】