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J-GLOBAL ID：201902238316851494   整理番号：19A2006682

モンゴルの社会変化に伴う電力と熱供給の歴史

HISTORY OF POWER AND HEAT SUPPLY WITH SOCIAL CHANGES IN MONGOLIA-The changes after 20^th Century-

著者 (3件)： ADIYASUREN Erdene (Mongolian Univ. Sci. and Technol.) ,  DEI Tsutomu (Ashikaga Univ.) ,  USHIYAMA Izumi (Ashikaga Univ.)
資料名： 技術史教育学会誌  (Journal of Education for History of Technology)
巻： 20  号： 2  ページ： 16-21  発行年： 2019年04月30日 
JST資料番号： L4114A  ISSN： 1345-6954  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モンゴル国は,南北を中国,ロシアという大国に挟まれた内陸国である。厳冬期における首都ウランバートルの月平均気温はマイナス23.9°Cにも達し,世界の首都の中では最も低い。このような寒冷地では,電力と同様に熱供給も重要である。モンゴルでは,政府が1917年に設備容量20kWの蒸気発電機を導入しており,以降は社会の変遷に合わせて電熱供給設備を導入してきた。本論文では,モンゴル国の電熱併給設備導入の歴史について論じた。また,本論文では,モンゴル国の発電設備容量と人口の関係について比較を行い,人口の増加とともに発電設備容量も増加していることを示した。電熱供給の設備普及に伴い,死亡率も減少しており基礎インフラとして電力および熱供給の普及が,ウランバートルの大気汚染を減少させ,各家庭の住環境の改善にも繋がったためと考えられる。今後は,電熱供給設備が未整備のまま残されている首都の周辺域や地方都市等における電熱供給設備の拡充が求められる。(著者抄録)

シソーラス用語： モンゴル国 ,  寒冷地 ,  *電力供給 ,  *熱供給 ,  人口 ,  死亡率 ,  大気汚染 ,  コジェネレーション
準シソーラス用語： ウランバートル

分類 (1件)： 火力発電  (NB03040D)

引用文献 (7件)：

• Ts.Damdinsuren: Mongolian Secret History, pp37-39, 90-94, 116, 2004, Soyombo printing company
• Dashdavaa J.J.: History of ancient and present capital cities of Mongolia, pp296-297, 2012, JICOM PRESS publishing company
• Ch.Bayar: Sacred home and golden generation, pp11-24, 2016, Soyombo Printing Co.
• National Statistical Office of Mongolia: 2015 Population and Housing by-census of Mongolia National Report Ulaanbaatar, p21, 2016, Soyombo Printing Co.
• National Statistical Office of Mongolia: Mongolian Statistical Yearbook 2017, pp31 - pp 50, 2018, Soyombo Printing Co.

タイトルに関連する用語 (4件)： モンゴル ,  社会 ,  熱供給 ,  歴史