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J-GLOBAL ID:201902238444158171   整理番号:19A1888074

化学放射線療法:シスプラチン放射線増感の分子機構【JST・京大機械翻訳】

Chemoradiation Cancer Therapy: Molecular Mechanisms of Cisplatin Radiosensitization
著者 (5件):
資料名:
巻: 121  号: 32  ページ: 17505-17513  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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悪性細胞の電離放射線への感作は,化学療法と放射線療法を組み合わせた癌治療において重要な役割を果たす。DNA塩基損傷とクラスター化損傷の化学療法剤による増強は,最も有害な細胞修飾の一つであり,放射線増感過程に有意に寄与することが期待される。しかしながら,二本鎖切断(DSB)を除いて,電離放射線により生成された豊富な二次低エネルギー電子(LEEs)により誘起されるこのような損傷の増強に関する測定は存在しない。この情報の欠如は,化学放射線療法に関与する分子機構の全体的理解を制限する。ここでは,プラスミドDNA(pGEM-3Zf(-),3197bp)へのシスプラチンの結合によるLEE誘導損傷の増強を測定した。増強因子(EFs)は,一本鎖上の塩基損傷(BDs)と,反対鎖上の隣接BDsを持つBDsと一本鎖切断(SSB)から成るクラスタ化損傷について報告されている。5:1のモル比におけるシスプラチン-プラスミド-DNA複合体の5単分子層膜を凍結乾燥により調製し,4.6及び9.6eVの共鳴エネルギーで単一エネルギー電子を真空中で照射した。クロスリンク,SSB,DSBsおよびスーパーコイル配置の損失をアガロースゲル電気泳動により解析した。照射試料を大腸菌塩基除去修復エンドヌクレアーゼ(NthおよびFpg)酵素で処理し,DNAヘリックスの2つのヘリックスターン内で起こる電気泳動塩基修飾により明らかにした。用量-反応曲線から,各エネルギーで誘導された全DNA損傷は244±42及び359±44×10~15電子~-1分子~-1であり,一方,これらの合計における塩基修飾の割合はそれぞれ55及び54%であった。DNAへのシスプラチンの結合は,それぞれ2.4と1.9のEFsによる塩基修飾を増加させる;これらは観測された最大の有限EFsである。すべての病変の増強は,シスプラチン-DNA複合体における過渡的なアニオン形成に結合した電子移動の2つの一般的な機構を調べることによって説明することができる。本結果は,シスプラチンによるDNAへのLEE誘導損傷の放射線増感に関するより完全な情報を提供する。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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放射線化学反応  ,  無機化合物一般及び元素  ,  電子ビーム・イオンビームの応用  ,  無機化合物のルミネセンス  ,  核酸一般 
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