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J-GLOBAL ID:201902238831382758   整理番号:19A2196403

Pb汚染土壌におけるファイトレメディエーション技術の適用可能性に関する研究

Study on applicability of Phytoremediation techniques for Pb contaminated soil
著者 (6件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 17-24  発行年: 2019年10月31日 
JST資料番号: Y0866A  ISSN: 0285-8800  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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著者らは,Chenopodium album var.centrum,Gossypium arboretum,Festuca araundinacea,Festuca rubra var.genuina Hack,Poa pratensis,およびCynodon dactylon(L.)Pers. cv.Rivieraを用いて,シミュレートされた汚染土壌中の鉛のファイトレメディエーションを試みた。その結果,C.albumとG.arboretumが短期栽培(それぞれ63日と22日)よりも長期栽培(それぞれ115日と96日)において植物体中のPb濃度レベルを増加させることを見出した。さらに,この傾向はG.arboretumにおいて顕著であった。一方,C.albumはPb耐性が最も高いことを記録した。さらに,乾燥重量は大きかった。本研究では,C.albumのPb除去性能が最大であると考えた。寒地型牧草(F.araundinacea,F.rubra,P.pratensi)は暖地型牧草(C.dactylon)より高い葉Pb濃度を持っていた。それらの牧草は他の試験植物より小さい植物体を持っていたが,それらの根のPb濃度は非常に高かった。したがって,芝草のPb除去率は,C.albumと同等であることが明らかになった。しかし,圃場での実用的な除去期間を可能にするためには,異なる形質を持つ混合植栽と播種を行うことが重要であり,さらに,汚染土壌中のPbを最も効果的に可溶化するEDTAを使用することが重要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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鉛とその化合物  ,  造園植物  ,  植物生理学一般 
物質索引 (1件):
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引用文献 (15件):
  • 浅井俊光・佐藤 文・水庭千鶴子・近藤三雄(2007):ペレニアルライグラスおよびトールフェスクのカドミウム吸収能について,芝草研究 36(1),20-25
  • Brown S. L., Chaney R. L., Angle J. S., Baker A. J. M.(1995): Zinc and cadmium uptake by hyperaccumulator Thlaspi cae-rulescens and metal tolerant Silene vulgaris grown on sludge-amended soil, Environmental Science Technology 29, 1581-1585
  • Ebrahimi M. (2016): Enhanced phytoremediation capacity of Chenopodium album L. grown on Pb-contaminated soils using EDTA and reduction of leaching risk, Soil and Sediment Con-tamination 25(6) , 652-667
  • Ent A.V.D., Baker A. J. M., Reeves R. D., Pollard A. J., Schat H.(2013): Hyperaccumulators of metal and metalloid trace elements: Fact and fiction, Plant Soil 362, 319-334
  • 伊藤秀文・飯村康二(1976):水稲によるカドミウムの吸収・移行および生育障害-亜鉛との堆肥において,重金属による土壌汚染に関する研究 (第1報),北陸農業試験場報告 第19号,72-86
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