文献

J-GLOBAL ID：201902239144993862   整理番号：19A0656887

スリット状ナノ閉じ込めにおける重合体折畳み【JST・京大機械翻訳】

Polymer Folding in Slitlike Nanoconfinement

著者 (1件)： Taylor Mark P. (Department of Physics, Hiram College, Ohio, United States)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 50  号： 17  ページ： 6967-6976  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 十分短距離相互作用を有する柔軟なホモ重合体鎖は,高速折畳み蛋白質により示される全ての非折畳み転移に類似した拡張コイルからコンパクト結晶への不連続転移を受ける。本研究では,このタイプの折畳み転移に及ぼすテザリングと閉じ込めの両方の影響を調べた。特に,一つの壁に結合した鎖端を有するスリット状細孔(幅W)を形成する二つの硬い壁間に位置する柔軟な正方形井戸n-mer鎖(単量体直径σ)を研究した。Wang-Landauサンプリングによるモンテカルロシミュレーションを行い,単一鎖状態密度を構築し,相転移を特性化するために,ミクロ正準および正準解析の両方を用いた。非常に広い細孔(W>Nσ)において,全ての非折畳み転移はテザリングによりわずかに影響されることを見出した。細孔幅が折畳まれた高分子鎖(W≒N~1/3σ)のサイズ近くに減少すると,折畳み状態の安定化をもたらす非折畳み状態に対する適度なエントロピー減少が存在した。臨界スリット幅以下では,鎖は元の基底状態に折畳まれない。しかし,不連続なall-or-no折畳みは,スリット幅と整合するより高いエネルギー基底状態構造に依然として起こる。基底状態構造が準二次元結晶である非常に狭い細孔(W≒σ)の限界に対してさえも,全ての折畳みは持続しない。閉じ込めの構造的及び熱力学的効果の両方をエントロピー還元の定量的解析を含めて研究し,折畳みへの自由エネルギー障壁への変化を調べた。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： エントロピー ,  近距離相互作用 ,  *折畳み ,  相転移 ,  不連続性 ,  基底状態 ,  結晶 ,  キャラクタリゼーション ,  タンパク質 ,  細孔 ,  単量体 ,  自由エネルギー ,  高分子鎖 ,  デコンボリューション
準シソーラス用語： モンテカルロシミュレーション , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 高分子の立体構造  (CG02031G) ,  共重合  (CG04030D) ,  高分子の結晶構造  (BK10000K)

タイトルに関連する用語 (4件)： スリット ,  閉じ込め ,  重合体 ,  折畳み