抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
機能性流体の一種である電界共役流体(Electro Conjugate Fluid:ECF)に電極を用いて直流電圧を印加すると,電極間でジェット流が発生する.このジェット流を利用すると摺動部を持たず単純な構造で,騒音のないECFポンプが開発可能となる.このポンプの用途の一つとして,近年,パーソナルコンピュータの高性能化に伴う発熱量の増大が問題となっているCPU用液冷式冷却システムへの応用が考えられる.これは,このポンプとECFを用いれば,従来の水冷式冷却システムの小型化,簡素化,低騒音化が実現可能となることが期待できるためである.このような背景の下,種々のECF用ポンプを開発してきた.しかしながら,ECFによるCPU液冷システムの実装に際しては,ECFポンプのさらなる小型化および構造の簡単化が求められている.そこで,本研究では,近年注目されている3Dプリンタによる部品製作技術に着目し,ECFポンプの小型化および構造の簡単化が可能か検討するとともに,提案・試作したECFポンプの性能を実験的に明らかとする.(著者抄録)