抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高圧水素系における成分に用いられるAISI316Lオーステナイト系ステンレス鋼の基板を用いて,TiAlNとTiMoNの多層被覆と同様に,TiC,TiN,およびTiAlNの単層被覆を有する試料の水素障壁特性を評価した。イオンプレーティング法を用い,コーティング厚さ2.0~2.6μmを得た。水素透過試験を,400kPaの差圧と573~773Kの温度で行い,試料を透過する水素量を測定した。本研究は,被覆の微細構造と水素透過特性の間の関係を解明することを目的とした。TiC,TiN,TiAlNおよびTiAlN/TiMoNの被覆は,水素透過率の1/100以下への減少を促進した。基板に垂直な柱状結晶を発達させたTiNとTiCで被覆した試料は,より高い水素透過性を示した。実験により,微細結晶粒から成る被覆は水素障壁として非常に効果的であり,この障壁特性は被覆の多重層が適用されるとより効率的になることを確認した。多層被覆における各膜の被覆と界面の結晶粒界は水素トラッピングサイトとして役立つ可能性がある。多結晶粒界と多層被覆界面を持つ微細結晶構造が水素障壁の発達に寄与すると推測した。Copyright 2019 Trans Tech Publications Ltd. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】