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J-GLOBAL ID:201902239898218845   整理番号:19A1094171

農協における事業展開上の優位性再考

Reconsidering the Predominance of the Agricultural Co-operative Business
著者 (1件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 43-53(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0665A  ISSN: 2185-9973  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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農業協同組合(農協)が生き残るためには,「優位性」の要因を再考し,それを適切に利用することが必要である。したがって,本論文は,農協が企業との競争において実証するために使用できる事業開発の優位性を理論的に考察することを目的とした。課題へのアプローチにおいて,現在,農協事業の優位性は,優位性に関する従来の理論展開に基づいて考えられている。まず第一に,事業開発に関する農協の優位性に関する理論の正確なレビューを行った増田論文,加えて,その理論に対して提示された幾つかの質問を調べた。第二に,農協事業の包括性に焦点を合わせた亀谷論文と柴垣論文をレビューした。第三に,上記のレビューに基づいて,農協事業の現在の優位性に関して,事業に共通する優位性と事業種別の両方の優位性に関して問題を考えた。結果として,事業の現在の優位性は,メンバーの属性,包括的な業務システム,メンバーとの価値の共創および協同の社会的責任の感覚によって優位性を組み込む必要があり,規模の経済と組織的強度効果に加えて,範囲の経済とリップル効果を考慮する必要がある。さらに,事業に共通する優位性だけでなく,事業種別の優位性も考慮すべきである。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (6件):
分類 (1件):
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農業経済,農業経営 
引用文献 (14件):
  • 伊丹敬之・加護野忠男(1989)『ゼミナール経営学入門 第3版』日本経済新聞社.
  • 甲斐武士(1974)『農協経営転換の理論』全国協同出版.
  • 桂 瑛一(1986)「農業協同組合事業の特質」協同組合事典編集委員会『新版協同組合事典』家の光協会.
  • 亀谷 昰(1991)『農協生活活動の新方策-生活総合センターへの道-』全国協同出版,53-83.
  • 北川太一・柴垣裕司(2013)『農業協同組合論 第2版』全国農業協同組合中央会.
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