抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】ラットにおける機械的換気肺損傷に及ぼす種々の用量のレプチンの影響を評価する。【方法】SD雄ラット48匹,68週齢,4群にランダムに分けた。気管切開は自発呼吸の偽手術群(A群)、機械換気モデル群(B群)、レプチン10μg/kg群(C群)とレプチン50μg/kg群(D群)に分け、各群12匹とした。10%水和クロラール3.5ml/kgの麻酔ラットを用い、疼痛反射消失後C群にはレプチン10μg/kgを腹腔内注射し、D群はレプチン50μg/kgを腹腔内注射し、A、B群は等容量の生理食塩水を腹腔内注射し、注射後直ちに気管切開を行い、挿管機械通気を行った。A群の気管挿管後、自発呼吸を保留し、B、C、D群の機械換気によりVILIモデルを作り、パラメータ設定:VT20ml/kg、RR80回/分、I:E1:1、FiO221%、PEEP0mmHg、通気時間4時間。血液ガス分析を,基礎状態および換気の終わりに,大腿動脈血を採取して行った。通気終了後に血液を屠殺し、4°Cで肺組織を採取し、気管支肺胞洗浄液(bronchoalveolarlavagefluid,BALF)を収集し、光学顕微鏡下で好中球計数を行い、ELISA法でTNF?を測定した。α,IL?6,IL?1β濃度;肺組織の重さを取って、肺の湿乾重量比(W/D)を計算し、肺組織の病理的変化を観察し、病理的評価を行い、Westernblotを用いて肺組織の研磨液中のNF-κBp65の含有量を測定した。結果:A群と比較して,B,C,D群のW/D,肺損傷スコア,BALF好中球計数,TNF?α,IL?6,IL?1β濃度及び肺組織NF?κBp65の含有量は,有意に増加した(P<0.01)。B群と比べ、C、D群のBALF好中球計数、TNF?α,IL?6,IL?1β濃度及び肺組織肺損傷スコア、NF?κBp65の含有量は,有意に減少した(P<0.05)。C群と比較して,D群のBALF好中球計数,TNF?α,IL?6,IL?1β濃度及び肺組織肺損傷スコア、NF?κBp65の含有量は,有意に減少した(P<0.05)。【結語】レプチンは,ラット機械換気肺損傷における炎症性因子の発現を減少させ,肺損傷を軽減し,50μg/kgは10μg/kgよりも有意に作用した。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】