北太平洋における無機リン酸塩及びアデノシン-5′-トリホスファートの空間的及び時間的動力学【JST・京大機械翻訳】

Bjorkman Karin M.; Duhamel Solange; Church Matthew J.; Karl David M.

文献

J-GLOBAL ID：201902240514677732 整理番号：19A1274566

北太平洋における無機リン酸塩及びアデノシン-5′-トリホスファートの空間的及び時間的動力学【JST・京大機械翻訳】

Spatial and Temporal Dynamics of Inorganic Phosphate and Adenosine-5′-Triphosphate in the North Pacific Ocean

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資料名：
巻： 5 ページ： 235 発行年： 2018年
JST資料番号： U7076A ISSN： 2296-7745 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：スイス (CHE) 言語：英語 (EN)

溶存無機物,有機リン酸塩(Pi,DOP)および粒子状リン(PPO_4)濃度の時間的変動性およびPiと溶存アデノシン-5′-トリホスファート(DATP)の微生物利用を,北太平洋亜熱帯環流(NPSG)のステーションALOHA(22.75°N,158°W)で多年間にわたって研究した。同じ特性の空間的変動性を,NPSG境界を東(2014)と北(2016)に横断したハワイからの2つのトランセクトに沿って調査した。放射性トレーサ法を用いてPiとDATPプールのターンオーバー時間を測定し,Pi取込速度とDATPのPi加水分解速度を計算した。PI濃度はDOPよりも時間と空間の両方で変動が大きく,DOPの2倍に比べて2桁の範囲であった。全DOP-Pの平均<0.15%を構成する一方,DATPプールはPi(~1~200pmol l-1)のように動的であり,最低濃度はPi枯渇と一致した。Piターンオーバー時間は数時間から数週間の範囲であり,測定Pi濃度と相関した(r=0.9;ステーションALOHA,n=28;2014,n=14;2016,n=12)。PI取込速度は平均3.6±1.3nmol-1~-1d~(-1)(n=28:ステーションALOHA),9.2±4.7nmol-1~-1d~(-1),(n=15;2014)および5.1±2.5nmol-1~-1d~(-1)(n=12;2016)であった。DATPプールのターンオーバ時間はPiプールよりも実質的に短く(0.5~5日),取込速度は1~115pmol l-1d~(-1)の範囲であった。しかしながら,非常に低いPiおよびATP濃度では,ATPターンオーバーはPiターンオーバーおよびATP取り込み速度よりも長かった。全ATP加水分解は両トランセクトに沿って高く,微生物群集により取込まれたATPを超え,環境海水へのPiの正味放出をもたらした。この正味放出はPi濃度と正に相関した。全P取込に対する微生物サイズクラスによる相対的寄与は,Pが環境PiあるいはDATPから誘導されたかどうかに依存し,<0.6>0.2μmサイズクラスがDATP取込を支配した。著者らの結果は,Pi制限条件の間,再生されたPは急速に消費され,Pi制限は局所的に一時的に起こるが,NPSGの上部水柱における支配的な条件ではないように見えることを示す。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

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微生物の生態 , 水圏・生物圏の地球化学 , 異種生物間相互作用

引用文献 (48件)：

Ammerman J. W., Azam F. (1985). Bacterial 5′-nucleotidase in aquatic ecosystems: A novel mechanism of phosphorus regeneration. Science 227, 1338-1340. doi: 10.1126/science.227.4692.1338
Ammerman J. W., Azam F. (1991a). Bacterial 5′-nucleotidase activity in estuarine and coastal marine waters: Role in phosphorus regeneration. Limnol. Oceanogr. 36, 1437-1447. doi: 10.4319/lo.1991.36.7.1437
Ammerman J. W., Azam F. (1991b). Bacterial 5′-nucleotidase activity in estuarine and coastal waters. Characterization of enzyme activity. Limnol. Oceanogr. 36, 1427-1436. doi: 10.4319/lo.1991.36.7.1427
Azam F., Hodson R. E. (1977). Dissolved ATP in the sea and its utilisation by marine bacteria. Nature 276, 696-698. doi: 10.1038/267696a0
Bengis-Garber C., Kushner D. J. (1982). Role of membrane bound 5′-nucleotidase in nucleotide uptake by a moderate halophile Vibrio costicola. J. Bacteriol. 149, 808-815. doi: 10.1038/267696a0

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