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J-GLOBAL ID：201902241172095419   整理番号：19A1830927

哺乳類毛髪に対する2つの重要な遺伝子,S100A3およびPAD3の進化【JST・京大機械翻訳】

Evolution of S100A3 and PAD3, two important genes for mammalian hair

著者 (3件)： Minato Tadashi (Department of Chemistry and Life Sciences, Graduate School of Science and Engineering, Ibaraki University, 4-12-1 Nakanarusawa-cho, Hitachi 316-8511, Japan) ,  Unno Masaki (Department of Chemistry and Life Sciences, Graduate School of Science and Engineering, Ibaraki University, 4-12-1 Nakanarusawa-cho, Hitachi 316-8511, Japan) ,  Kitano Takashi (Department of Chemistry and Life Sciences, Graduate School of Science and Engineering, Ibaraki University, 4-12-1 Nakanarusawa-cho, Hitachi 316-8511, Japan)
資料名： Gene  (Gene)
巻： 713  ページ： Null  発行年： 2019年 
JST資料番号： E0701B  ISSN： 0378-1119  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 毛髪は哺乳類の定義特性の1つである。毛髪軸は皮質を構成する2層構造を有し,それは内層であり,皮質細胞から成り,クチクラは最外層である。S100カルシウム結合蛋白質A3(S100A3)はヒト毛髪クチクラにおいて高レベルで発現する。S100A3蛋白質のアルギニン51はペプチジルアルギニンデイミナーゼ3(PAD3)により特異的にシトルリン化され,このシトルリン化はクチクラの成熟に関連する。しかしながら,哺乳類進化時のS100A3とPAD3の詳細な進化過程は不明である。ここでは,S100A3における非同義変化が哺乳類の共通祖先枝で加速され,哺乳類における毛クチクラ特異的機能獲得後に戻る陽性選択の結果と考えられることを示した。その後,S100A3とPAD3の偽遺伝子化または非機能化が,クジラ目のようないくつかの種で起こった。著者らの結果は,遺伝子の機能的制約の正の選択と緩和が哺乳類毛髪の進化において重要な役割を果たしていることを示している。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *遺伝子 ,  クチクラ ,  タンパク質 ,  *哺乳類 ,  クジラ類 ,  カルシウム結合タンパク質 ,  皮質 ,  偽遺伝子 ,  ヒト
準シソーラス用語： 進化過程 ,  ペプチジルアルギニンデイミナーゼ ,  二重層 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： 皮膚 ,  非機能化 ,  正の選択

分類 (2件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (4件)： 哺乳類 ,  毛髪 ,  遺伝子 ,  進化