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J-GLOBAL ID:201902243100261836   整理番号:19A0492940

中等度および重度外傷性脳損傷患者におけるグラスゴーComaスケールに対する年齢の影響:傾向スコア適合集団によるアプローチ【JST・京大機械翻訳】

Effect of Age on Glasgow Coma Scale in Patients with Moderate and Severe Traumatic Brain Injury: An Approach with Propensity Score-Matched Population
著者 (7件):
資料名:
巻: 14  号: 11  ページ: 1378  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7208A  ISSN: 1660-4601  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:外傷性脳損傷(TBI)を記述する最も広く使用されている方法はGlasgow Coma Scale(GCS)とAbbreated Injury Scale(AIS)である。最近の証拠は,高齢患者におけるGCSの提示がTBIの等価解剖学的重症度に対する若年患者よりも高い可能性があることを示唆している。本研究では,レベルI外傷センターにおける交通機関システムからのデータを用いて,傾向スコアマッチングアプローチによりこれらの観察を評価することを目的とした。【方法】2009年1月1日から2016年12月31日まで,中等度から重度のTBIを有するすべての成人患者(≧20歳)を対象とした。患者を高齢者(65歳以上)と若年成人(20~64歳)に分類した。TBIの重症度は,頭部におけるAISスコアにより定義された(AIS3~4および5は,それぞれ中等度および重度のTBIを示す)。各頭部AISスコアで年齢によるGCSスコアの差を調べた。不対Studentのt-and Mann-Whitney U-試験を用いて,それぞれ正常および非正規分布連続データを分析した。カテゴリーデータを,ピアソンχ2乗または両側Fisherの正確な試験のいずれかを用いて比較した。マッチした患者集団を,以下の共変量を有するNCSSソフトウェアを用いて計算した傾向スコアに従って1:1の比率で割り当てた:性別,既存の慢性閉塞性肺疾患,収縮期血圧,ヘモグロビン,ナトリウム,グルコース,およびアルコールレベル。ロジスティック回帰を用いて,各頭部AIS層におけるGCSスコアに及ぼす年齢の影響を評価した。【結果】研究母集団は,中等度から重度のTBIを有する2081人の成人患者を含んだ。これらの患者は,高齢者(n=847)と若年成人(n=1234)に分類された:各々は,3,4または5の頭部AIS患者の3つの群に排他的に分けられた。3の頭部AISを有するTBI患者の162のバランスのとれたペアにおいて,高齢者は若年成人より有意に高いGCSスコアを示した(それぞれ14.1±2.2対13.1±3.3,p=0.002)。4の頭部AISを有するTBI患者の362のバランスのとれたペアにおいて,高齢者は若年成人より有意に高いGCSスコアを示した(それぞれ13.1±3.3対12.2±3.8,p=0.002)。5の頭部AISを有するTBI患者の89のバランス対において,GCSスコアに関して有意差は観察されなかった。結論:本研究は,中等度のTBIを有する高齢患者が若い患者より高いGCSスコアを示すことを明らかにした。本研究は,GCSスコアのみに基づく高齢患者のこの群におけるTBI重症度の決定の重要性を強調する。GCSカットオフのより低い閾値は,TBIを有する高齢患者の管理において採用されなければならない。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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神経系疾患の治療一般  ,  外傷一般 
物質索引 (1件):
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引用文献 (41件):
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