抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スギコンテナ苗を傾斜させて育成した場合,苗木の形状がどのように変化するかを調べるため,育成台の傾斜角度を0°から40°までの5段階に設定して,傾斜刺激の強さを変えた育苗試験を行った。その結果,苗高の伸長量は,傾斜刺激が強くなるほど減少した。また,傾斜刺激を与えることで,地際直径の成長量は増加し,形状比およびT/R比は小さい値を示したが,刺激の強さとの関係は本試験の条件では明確に表れなかった。このことから,スギコンテナ苗の傾斜育成は,成長制御の手法の一つとして適用できる可能性がある。今後は,傾斜育成の有効性をより高めるために,苗木サイズ,本数密度などを変えた場合や,傾斜育成したコンテナ苗の植栽後の成長特性について調査する必要がある。(著者抄録)