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J-GLOBAL ID:201902243707558225   整理番号:19A1535741

インターフェロン誘導性遺伝子Ifi204/p204のサイレンシングは腫瘍細胞のインターフェロンγ仲介細胞増殖停止に対する抵抗性を誘導する【JST・京大機械翻訳】

Silencing of the interferon-inducible gene Ifi204/p204 induces resistance to interferon-γ-mediated cell growth arrest of tumor cells
著者 (3件):
資料名:
巻: 118  ページ: 80-92  発行年: 2019年 
JST資料番号: W0144A  ISSN: 1043-4666  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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多くの腫瘍細胞は,癌免疫監視とインターフェロン(IFNs)によるレジスト治療から逃れる。IFN耐性の基礎となる機構は,大部分はIFNシグナル伝達経路の成分の欠損に起因するが,ある種の腫瘍細胞は,無傷のJAK/STATシグナル伝達経路の存在にもかかわらず,IFN仲介細胞増殖停止に抵抗する。しかしながら,欠損したJAK/STAT経路に依存しないIFNsに対する非反応性の基礎となる分子機構は明らかにされていない。IFNγ耐性の基礎となる機構を解明するため,マウス腫瘍細胞系に対するIFNγの抗増殖効果を検討した。マウス扁平上皮癌(SCCVII)細胞はIFNγ誘導STAT1依存性シグナル伝達経路の存在にもかかわらずIFNγ仲介細胞増殖停止に抵抗性であったが,IFNγは細胞周期のG1期で良く知られたIFNγ感受性マウスメラノーマ細胞株B16/F1細胞の細胞増殖を阻害した。IFNγによるSCCVII細胞の処理は,サイクリンD1,サイクリンA2およびサイクリンE1の発現をダウンレギュレートせず,低リン酸化,活性型の網膜芽細胞腫蛋白質(pRb)を誘導しなかった。興味深いことに,pRbの過剰リン酸化,不活性型はSCCVII細胞の細胞質に排他的に局在した。遺伝子産物p204がpRbに結合し,抗増殖効果を発揮するIFN誘導204遺伝子(Ifi204)はSCCVII細胞で抑制された。SCCVIIのp204過剰発現は細胞増殖を有意に阻害し,pRb結合LXCXEモチーフの変異は抗増殖効果を低下させた。これらの結果は,Ifi204/p204のサイレンシングがSCCVII細胞におけるIFNγ仲介細胞増殖停止に対する抵抗性を誘導することを示唆する。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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