抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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淡路島と四国の端に位置する鳴門海峡は,渦巻きで知られる風光明媚な美しさである。本研究では,絵画の分析に基づき,鳴門海峡の景観認識の歴史的変遷を考察した。筆者らは,江戸時代から現在までの56点の絵画を分析した。絵画の構成と絵画が描かれた視点を分析した結果,絵画は4つの期間に分けられた。そして,絵画から鳴門海峡周辺の景観要素と実際のランドマークを抽出した結果,以下の景観認識を検討した。初期には,広範囲の多くの景観要素を描いたパノラマ景観が主流であった。第2期には,渦巻きの「美しい風景のイメージが確立された。3番目の期間は,フレームの中央にテーマを設定した新しい自然の風景画風を探索する時代であった。第4期では,船からのダイナミックな渦に焦点を当てた多くの風景があった。(翻訳著者抄録)