抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・筆者は,中程度の分解能ながら溶液中のタンパク質の分子概形を決定できるX線溶液散乱法(BioSAXS)を研究に取り入れ,タンパク質複合体の構造研究を推進。
・本稿では,タンパク質結晶構造解析とBio-SAXSとの相関構造解析の現状と筆者の最近の研究成果を報告。
・SmgGDS-558の構造決定に成功し,単体結晶構造とSAXS構造の比較から,SmgGDSは分子の凹面で低分子量タンパク質と結合すると強く示唆。
・SmgGDSに結合したRhoAは今までにないほど大きくディスオーダーしており,SmgGDSがRhoAのヌクレオチド結合領域の構造を大きく変化させることでGEF活性を発揮することを明示。
・本研究で提唱した脂質認識機構およびGEF活性機構は両者ともに新規発見。
・この発見はSmgGDSや低分子量Gタンパク質を標的とした創薬研究に有用。