カオス的アトラクタに埋め込まれた周期軌道を設計するための数値フレームワーク

Ito Hidetaka; Hikawa Hiroomi; Maeda Yutaka

文献

J-GLOBAL ID：201902245289387460 整理番号：19A1167319

カオス的アトラクタに埋め込まれた周期軌道を設計するための数値フレームワーク

A numerical framework for designing periodic orbits embedded in chaotic attractors

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資料名：
巻： 10 号： 2 ページ： 256-267(J-STAGE) 発行年： 2019年
JST資料番号： U0219A ISSN： 2185-4106 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

本論文では,望ましく構成された不安定周期軌道(UPO)をカオスアトラクタに結合する,連続時間動的システムの数値設計のためのフレームワークを提案する。提案した数値フレームワークは以下の4ステップから成る:(a)明示的に埋め込まれたUPOを含む一組の軌跡からなるカオス生成テンプレート構造の構築,(b)UPOの望ましい構成に従ったテンプレート構造のトポロジー保存変形,(c)変形テンプレート構造への誘引特性の割り当て,そして,(d)所望のUPOを持つカオスアトラクタを生成する動的システムのベクトル場関数を与える関数近似。本論文では,フレームワークの各ステップについて詳述し,数値例により支持された参照実装を提示した。数値ベクトル場設計の観点から,著者らの提案は,カオス系に固有の構成されたUPOの間の過渡性を導入することによって,(安定)リミットサイクル発電機の機能性を拡張することを意図した。(翻訳著者抄録)

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著者キーワード (4件)： , , ,

ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論 , システム・制御理論一般

引用文献 (18件)：

[1] G. Chen and T. Ueta (eds.), Chaos in Circuits and Systems, World Scientific, 2002.
[2] I. Zelinka, G. Chen, and S. Celikovsky, “Chaos synthesis by means of evolutionary algorithms,”International Journal of Bifurcation and Chaos, vol. 18, no. 4, pp. 911-942, 2008.
[3] J.M. Muñoz-Pacheco, and E. Tlelo-Cuautle, “Automatic synthesis of 2D-n-scrolls chaotic systems by behavioral modeling,”Journal of Applied Research and Technology, vol. 7, no. 1, pp. 5-14, 2009.
[4] E. Ott,Chaos in Dynamical Systems, 2nd ed., Cambridge University Press, 2002.
[5] E. Ott, C. Grebogi, and J.A. Yorke, “Controlling chaos,”Physical Review Letters, vol. 64, no. 11, pp. 1196-1199, 1990.

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