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J-GLOBAL ID：201902245289489154   整理番号：19A1250301

マイクロ機械共振器を用いたテラヘルツ電子スピン共鳴力顕微鏡の開発

著者 (1件)： 高橋英幸 (神戸大)
資料名： ひょうご科学技術協会研究成果報告書(Web)  (ひょうご科学技術協会奨励研究助成成果報告書(Web))
巻： 2017  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0566A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・ラジオ周波数やマイクロ波帯では,磁気共鳴をカンチレバーに働く力の変化として検出できる三次元的な空間分解測定を行う磁気共鳴力顕微鏡(MRPFM)の技術が発展。
・本研究では,MRFMをより周波数の高い,ミリ波からTHz領域へと拡張することで,空間分解能とスペクトル分解能を併せ持つTHzESRを開発。
・強磁場中で磁気チップ付きカンチレバーを扱うのは容易ではなく,新たな力センサとしてメンブレン型のデバイスを検討。
・テスト試料として,銅ポルフィリン錯体を使用。
・力検出法で得られるスペクトルは不均一磁場によりスペクトルの情報が大きく損なわれる傾向にあったが,力検出測定も一定の条件下では,実用的分光法として使用可能。
・極薄(約100nm),大面積(3mm×3mm)の窒化シリコンメンブレンを使用した実験も開始し,光検出法と組み合わせることで飛躍的に測定感度が向上。
・微小試料測定に関しては,従来法感度的に圧倒的に有利で,新物質・材料の評価で貴重な手法。

シソーラス用語： 微小共振器 ,  *磁気力顕微鏡 ,  テラヘルツ波 ,  *ESR【磁気共鳴】 ,  空間分解能 ,  センサ ,  金属ポルフィリン ,  銅錯体 ,  ストロンチウム化合物 ,  フェライト ,  鉄酸塩 ,  窒化ケイ素
準シソーラス用語： 微小機械共振器 ,  *磁気共鳴力顕微鏡 ,  マイクロカンチレバー ,  *力センサ ,  ストロンチウムヘキサフェライト

分類 (1件)： 電子スピン共鳴一般  (BM07021V)

引用文献 (2件)：

• H. Takahashi et al., J. Phys. Soc. Jpn. 86, 063002 (2017).
• H. Takahashi et al., Rev. Sci. Instrum. 89, 036108 (2018).

タイトルに関連する用語 (5件)： 機械共振器 ,  テラヘルツ ,  電子スピン共鳴 ,  力顕微鏡 ,  開発