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J-GLOBAL ID:201902246228459148   整理番号:19A0589655

ムモンオオハナノミMacrosiagon nasutum(Thunberg)の摂食習性の観察例

Feeding Habits of a Wasp Fan Beetle, Macrosiagon nasutum (Thunberg) (Coleoptera, Rhipiphoridae)
著者 (2件):
資料名:
号: 22  ページ: 231-235  発行年: 2019年03月01日 
JST資料番号: L4350A  ISSN: 1343-0807  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・Macrosiagon nastumの2つの宿主種, Rhynchium quinquecinctum murotaiおよびDiscoelus zonalisの前蛹を,日本の亜熱帯地域の西表島および本州北部の宮城県に,それぞれトラップ巣を設置することにより得た。完全に成長した宿主幼虫に侵入したM.nasutumの一齢幼虫(三爪幼虫)は,R.q.murotaiの第二腹側胸部の両側に出口孔を開けることにより宿主の前蛹から出現した。単一の個体のみが宿主の前蛹から出現した(単一寄生)。宿主の前蛹内での第一齢幼虫間の共食いの発生の可能性について言及した。2齢幼虫への脱皮は宿主体から脱出するときに起こった。浸出液は宿主体に残っていた。若い幼生は,頭部を脱出穴に埋め込むことにより,宿主体液を摂食した。2齢幼虫から成虫への発育期間は,温度非制御室において22~29日および10~14日であった。寄生率は,R.q.murotaiの最初の世代において非常に低く(3.4%,5/145,),D.zonalisの越冬世代においては19.4%(6/31)であった。Macrosiagon nasutumは,宿主のドロバチの化性と同期して,多化であると思われる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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異種生物間相互作用  ,  動物生態学一般 
引用文献 (8件):
  • 服部寿夫・山根正気(1975)クロスズメバチ類に寄生するスジオオハナノミ属の2種について(1). New Entomol.,24:1-7.
  • 平嶋義宏監修(1989)COLEOPTERAコウチュウ目(九州大学農学部昆虫学教室・日本野生生物研究センター編「日本昆虫総目録I」): 197-538,福岡.
  • 岩田久二雄(1939)ムモンオホハナノミとフタオホハナノミの生活.関西昆虫学会々報,19: 44-53.
  • 岩田久二雄(1975)自然観察者の手記-昆虫とともに五十年-.朝日新聞社,東京.565+19pp.
  • 木船悌嗣(1956)オオハナノミ2種の飼育記録. 生態昆虫,5:158-164.
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タイトルに関連する用語 (2件):
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