文献
J-GLOBAL ID:201902246237222902   整理番号:19A0385719

ゴマダラカミキリメス成虫のクロマツおよびゴヨウマツ枝を餌として与えた場合の造卵性および摂食嗜好性の調査

Fecundity and feeding preferences of adult Anoplophora malasiaca (Coleoptera: Cerambycidae) females fed on Japanese black and white pines
著者 (3件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 1-6  発行年: 2019年01月31日 
JST資料番号: L4308A  ISSN: 1344-0268  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,マツ盆栽輸出の障害となっているゴマダラカミキリの持ち出しリスクを解決すべく,クロマツおよびゴヨウマツがゴマダラカミキリの餌植物となりうる可能性について検討した。本種メス成虫に,摂食開始時からクロマツ・ゴヨウマツ枝のみを与えた場合,全ての個体は与えられた枝を摂食した。しかしながら,2週間後の生存率はそれぞれクロマツ37%,ゴヨウマツ40%であり,ミカン枝を与えた区(100%)と比べて低い結果となった。また,ミカン枝とクロマツ枝もしくはゴヨウマツ枝を同時に提示した際にも,全てのメス個体がミカン枝を多く摂食した。ミカン,クロマツ,ゴヨウマツ枝を与えて1,2週間後のメス個体を解剖し,卵巣の発育を確認した。ミカンを与えたメス個体は未成熟卵・成熟卵が卵巣内に確認できたが,クロマツ・ゴヨウマツを与えたメス個体からはひとつの卵も見つけられなかった。クロマツ・ゴヨウマツを食べた個体は,生存日数も短く,また性的成熟もしない,あるいはできないことが明らかとなり,両マツはゴマダラカミキリの餌としては不適であることが示された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
個生態学  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (8件):
  • EPPO (2018) EPPO Global Database. https://gd.eppo.int/
  • Fujiwara-Tsujii N, Yasui H, Tanaka S (2016) Comparison of fecundity and longevity of Anoplophora malasiaca (Coleoptera: Cerambycidae) adults fed on three-different host plants. Entomological Science 19: 201-206
  • Kojima K, Nakamura S (1986) Food plants of cerambycid beetles (Cerambydae, Coleoptera) in Japan. Hiba Society of Natural History Press (In Japanese.)
  • Lingafelter SW, Hoebeke ER (2002) Revision of Anoplophora malasiaca (Coleoptera: Cerambycidae). Entomological Society of Washington
  • Makihara H (2007) Genus Anoplophora Hope, 1839. 583-585, (In Ohbayashi N, Niisato T eds., Longicorn beetles of Japan. Tokai University Press)
もっと見る

前のページに戻る