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J-GLOBAL ID：201902246743029360   整理番号：19A2073288

樹液流の計測に基づいて樹冠や根系の縮減を抑えた樹木移植法の検討-カラタネオガタマ(Michelia figo(Lour.)DC.)を対象にして-

Study on trees transplantation method with reduced crown and root system reduction based on sap flow measurement: Application to Michelia figo

著者 (6件)： 竹内真一 (東海大 海洋) ,  篠崎圭太郎 (南九州大 環境園芸) ,  本間秀一 (南九州大 環境園芸) ,  松島大樹 (南九州大 環境園芸) ,  日高英二 (南九州大 環境園芸) ,  飯田真一 (森林機構 森林総合研)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 45  号： 1  ページ： 80-85  発行年： 2019年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大型根鉢の適用が移植困難木の移植成功度を高める,との仮説を検討するために,カラタネオガタマを対象として幹径の7倍の直径の根鉢を作成し,移植前後のヒートパルス速度および蒸散量の変化を2回実測した。その結果,ヒートパルス速度は,根鉢作成に伴う根系切断により,移植前に比べ21%低下したが,移植後2年間の年最大値には大差は見られなかった。移植後3年目に,同一個体について再度大型根鉢を作成したところ,実測された蒸散量は初回と同量であった。さらにこの根鉢のサイズを縮減するとヒートパルス速度は53%低下し,蒸散量も45%減少した。これらのことから,大型根鉢を用いれば当該樹木を順調に移植可能であると結論される。(著者抄録)

シソーラス用語： *植物生理 ,  樹冠 ,  根系 ,  樹木 ,  *移植【植物】 ,  樹幹 ,  蒸発量 ,  根 ,  経時変化 ,  植木鉢
準シソーラス用語： *樹液流 ,  幹 ,  経年変化

分類 (2件)： 植物の栽培一般  (FC01000S) ,  森林植物学  (FF02020E)

引用文献 (11件)：

• 1) Burgess, S. S. O., Adams, M.A., and Bleby, T.M. (2000) Measurement of sap flow in roots of woody plants : a commentary. Tree Physiology, 20: 909-913.
• 2) FAO CROPWAT ver8.0, http://www.fao.org/nr/water/infores_databases_cropwat.html (参照: 2016年2月10日)
• 3) 飯田真一・竹内真一・荒木 誠・清水貴範・野口正二・澤野真治・金子智紀 (2018) スギに樹液流速測定法を適用する場合のセンサー有効期間.水文・水資源学会誌,31(4) :280-291.
• 4) 苅住曻 (2010) 新装版樹木根系図説. 誠文堂新光社,744pp.
• 5) 気象庁. “過去の気象データ検索”. 気象庁ホームページ.http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php(参照: 2019年1月10日)

タイトルに関連する用語 (9件)： 樹液流 ,  計測 ,  樹冠 ,  根系 ,  縮減 ,  樹木 ,  移植法 ,  Michelia ,  DC