抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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農村観光の内容は,数と品種において急速に増加している。例えば,果実採取は長期にわたる農村観光の典型的な内容であるが,新しいタイプは様々な農業経験,農民市場および農民レストランを含んでいる。観光地としての「農村地域」は,地域における多くの観光内容から構成される複合体と考えられている。本論文は,そのような観光地域の特性を調査して,歩行によって周遊する旅行のためのパッケージを提供する問題を考察した。研究した事例は,日本の福岡県南部に位置し,グリーンツーリズムで有名な耳納北麓地域である。この地域における262人の観光客の459のトリップチェーンデータを収集した。任意の2つのスポットカテゴリが1つのトリップチェーンにおいて訪問される直接的で間接的な傾向を明らかにするために,グラフィカルログ線形モデルと無方向独立グラフを,トリップチェーンデータにおける観光地の8つのカテゴリの7つに適用した。著者らの知見は以下の通りである。1)農業関連観光地はそれ自身でトリップチェーンを構成しない。それらはしばしば他のタイプの観光地と結合している。2)農業関連観光地は,局所的に生産された農産物を食べることを含むカテゴリーにしばしば結合される。3)調査地域における観光客スポットは,自動車によってしばしばまるめられ,高成長目標は,足によるラウンドトリップである。しかし,直接的に関連するスポットは,足によるラウンドトリップを受け入れるためにコンパクトに割り当てられなかった。これらの知見は,観光地がまばらで独立に管理されている他の類似の農村地域に一般化できるであろう。(翻訳著者抄録)