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J-GLOBAL ID：201902246941669259   整理番号：19A0693980

組織とイノベーション-知識創造論の最前線 組織的知識創造理論が示すAI時代の人間の役割

The role of human beings in the age of AI: From the view point of organizational knowledge creation theory

著者 (1件)： 西原(廣瀬)文乃 (立教大 経営)
資料名： 研究技術計画  (Journal of Science Policy and Research Management)
巻： 34  号： 1  ページ： 58-66  発行年： 2019年03月20日 
JST資料番号： X0206A  ISSN： 0914-7020  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人工知能(AI)は最近のビジネス界においてホットな話題の一つである。AIについて論争がある。すなわちAIは仕事と職業で人間に取って代わるからとの幾分敵対的観点と,AIは人間を補完するツールにすぎないという多少楽観的観点である。これら論争は,AIと人間の適正な関係の探求を意図している。問うべき本質的な問題は,AIが創造性とイノベーションを必要としない日常的な作業と職務に取って代わるなら,人間はどんな役割を演じるべきかである。この問題に答えるために,AIが人間に類似した創造性とイノベーションを所持することができるのか,また人間は創造性とイノベーションをいかに説明するかを問う必要がある。本論文では,最初にAIの進展と組織的知識創造理論をレビューし,次に組織的知識創造理論の観点から,AIの時代における人間の役割に関する仮説を探求する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *理論 ,  *人工知能 ,  役割 ,  定義 ,  概念設計 ,  知能 ,  創造性 ,  感情 ,  性質
準シソーラス用語： *AI【人工知能】 ,  意味付け ,  関係性 ,  共感 ,  社会的知性 ,  *組織行動論 ,  *知識創造

分類 (2件)： 人工知能  (JE08000Z) ,  経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (23件)：

• [1] C. B. Frey and M. Osborne, The future of employment: How susceptible are jobs to computerisation, Working Paper, Oxford University (2013).
• [2] 野村総合研究所,日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に~601種の職業ごとに,コンピューター技術による代替確率を試算~,野村総合研究所ウェブサイト,https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx (2015).
• [3] 日本経済新聞社,人口知能の時代に何を学ぶか,日本経済新聞2015年9月7日朝刊 (2015).
• [4] 総務省,平成28年度版情報通信白書,総務省,232-241 (2016).
• [5] 松尾豊,人工知能は人間を超えるか,KADOKAWA (2015).

タイトルに関連する用語 (7件)： 組織 ,  イノベーション ,  知識創造 ,  理論 ,  AI ,  人間 ,  役割