抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:B型肝炎ウイルス(HBV)の持続的感染の根本的な原因は、共有閉環状DNA(cccDNA)の持続的存在であり、既存の血清学的指標は肝細胞内のcccDNAの存在状態を正確に反応できない。血清HBVRNAはcccDNAの直接転写体であり、肝細胞中のcccDNAの存在状態を精確に反映できる。目的:低レベルHBVDNA慢性B型肝炎(CHB)患者の血清HBVRNAレベルを観察し、その影響因子を分析する。方法:2018年5月から7月まで、湖南省師範大学付属第一病院に確定診断し、研究基準に符合するCHB患者を選択し、患者はすべてHBVDNA低水準状態であった。患者のB型肝炎e抗原(HBeAg)状況に基づき、患者をHBeAg陽性患者とHBeAg陰性患者に分け、その年齢、性別、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)レベル、血清アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)レベルを比較した。血清B型肝炎表面抗原定量(qHBsAg)レベル、血清HBVDNAレベル、血清HBVRNAレベルは検出下限発生率より低く、CHB患者の血清HBVRNAレベル及び検出下限以下の影響因子を分析した。血清HBVRNAレベルとALT、AST、qHBsAg、HBeAg、HBVDNAとの相関性を分析した。結果:72例の患者のうち,12例がHBeAg陽性,60例がHBeAg陰性であった。HBeAg陽性患者の年齢はHBeAg陰性患者より小さく、血清AST、qHBsAg、HBVRNAレベルはHBeAg陰性患者より高く、血清HBVDNAレベルも高かった。血清HBVRNAレベルは,HBeAg陰性患者より低かった(P<0.05)。多変量線形回帰分析は,HBeAg(B=0.837,t=2.634,P=0.010)がCHB患者の血清HBVRNAレベルに影響を及ぼす因子であることを示した(P<0.05)。多変量ロジスティック回帰分析では,qHBsAg〔OR=1.682,95%CI(1.055,2.681),P=0.029〕,HBeAg(OR=3.85,95%CI(1.068,13.880))を示した。P=0.039はCHB患者の血清HBVRNAレベルが検出下限より低い影響要素である。CHB患者の血清HBVRNAレベルはqHBsAg(rs=0.322,P=0.006),HBeAg(rs=0.235,P=0.047)と相関した。HBeAg陽性患者の血清HBVRNAレベルはqHBsAg(rs=0.848,P<0.001),HBeAg(rs=0.725,P=0.008)と相関した。【結語】HBVDNACHB患者の血清HBVRNAレベルには,HBeAgの血清レベルにおける大きな差異があり,HBeAgはCHB患者の血清HBVRNAレベルに影響を及ぼす因子であり,qHBsAg,およびB型肝炎の血清レベルには,HBVRNAレベルの影響がある。HBeAgはCHB患者の血清HBVRNAレベルが検出下限より低い影響要素である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】