文献

J-GLOBAL ID：201902247246513759   整理番号：19A0160239

青森県のリンゴ園におけるナミハダニに対する殺ダニ剤の効力の推移

Effect of Acaricides on the Two-spotted Spider Mite Tetranychus urticae in Apple Orchards in Aomori Prefecture

著者 (4件)： 木村佳子 (青森県産技セ りんご研) ,  石栗陽一 (青森県産技セ りんご研) ,  川口佳則 (青森県産技セ りんご研) ,  荒井茂充 (青森県産技セ りんご研)
資料名： 北日本病害虫研究会報  (Annual Report of the Society of Plant Protection of North Japan)
号： 69  ページ： 177-182  発行年： 2018年12月21日 
JST資料番号： F0809A  ISSN： 0368-623X  CODEN： KNBKAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 青森県のリンゴ園から採集したナミハダニ(Tetranychus urticae)に対する殺ダニ剤の効果を評価するために,2003年以来,バイオアッセイを実施してきた。殺ダニ剤の最近の効果を評価して過去の効果と比較した。ミルベメクチン,ビフェナザート,およびプロパルギットは,ほとんどの個体群に対して高い効果を維持していた。シフルメトフェン,シエノピラフェン,およびピフルブミドの効果は数種類の個体群において近年では低下し,ナミハダニがこれら3種類の殺ダニ剤に対して交差耐性を示していることを示唆した。スピロメシフェンの効果は,ほとんどの個体群に対して不十分になっていた。新規な殺ダニ剤であるスピロジクロフェンはナミハダニの卵に対して高い効果を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ナミハダニ ,  *殺ダニ剤 ,  交差耐性 ,  青森県 ,  リンゴ ,  果樹園 ,  バイオアッセイ ,  農薬耐性 ,  経時変化 ,  *生物活性 ,  殺卵作用 ,  *殺ダニ作用 ,  *無脊椎動物 ,  殺虫作用 ,  作用 ,  アセチレン化合物 ,  亜硫酸エステル ,  フェノールエーテル ,  脂環式アルコール ,  ラクトン ,  スピロ化合物 ,  共役ジエン ,  架橋化合物 ,  ジオール
準シソーラス用語： *殺ダニ活性

分類 (3件)： 害虫に対する農薬  (FB06020U) ,  果樹  (FC03042G) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U)

物質索引 (8件)： シエノピラフェン ,  シフルメトフェン ,  スピロジクロフェン ,  スピロメシフェン ,  ビフェナザート ,  ピフルブミド ,  プロパルギット ,  ミルベメクチン

引用文献 (6件)：

• 1) Abbott, W. S. (1925) A method of computing the effectiveness of an insecticide. J. Econ. Entomol. 18:265-267.
• 2) 江原昭三・真梶徳純編(1996)植物ダニ学.全国農村教育協会:pp. 419.
• 3) Kato, Y., Nomura, M., Miyata, T(1999)Negatively correlated cross-resistance between N-methyl carbamate and monocrotophos in green rice leafhopper, Nephotettix cincticeps Uhler. J.Pesticide Sci. 24: 364-368.
• 4) 農薬工業会(2017)日本における農業用殺虫剤の作用機構.http://www.jcpa.or.jp/labo/pdf/2017/mechanism_irac02.pdf
• 5) 刑部正博・上杉龍士(2009)ハダニの薬剤抵抗性.日本農薬学会誌 34(3):207-214.

タイトルに関連する用語 (5件)： 青森 ,  リンゴ園 ,  ナミハダニ ,  殺ダニ剤 ,  推移