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J-GLOBAL ID:201902247906382454   整理番号:19A1249943

黒穂病抵抗性ならびに耐倒伏性に優れる飼料用サトウキビ品種「やえのうしえ」の育成

New Forage Sugarcane Cultivar “Yaenoushie” with High Smut and Lodging Resistance
著者 (24件):
資料名:
号: 68  ページ: 34-48 (WEB ONLY)  発行年: 2019年03月20日 
JST資料番号: U0794A  ISSN: 2432-8103  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「やえのうしえ」は農研機構九州沖縄農業研究センターが育成した黒穂病など主要な病害抵抗性ならびに耐倒伏性に優れる飼料用サトウキビ品種である。本品種は製糖用品種「NiF8」を種子親,黒穂病抵抗性が極めて優れる沖縄県西表島自生のサトウキビ野生種「西表8」を花粉親とする交雑集団から,黒穂病などの病害抵抗性と株出し栽培での収量性を重視した選抜を経て育成された。「やえのうしえ」の黒穂病抵抗性は製糖用の抵抗性品種「NiF8」より優れる“極強”であり,既存の飼料用品種「KRFo93-1」,「しまのうしえ」より優れる。「やえのうしえ」は黒穂病に加え,さび病類やモザイク病への抵抗性にも優れる。「やえのうしえ」の収量性は,鹿児島県種子島では「KRFo93-1」,「しまのうしえ」よりやや高い。「やえのうしえ」の収量性は沖縄本島では「しまのうしえ」よりやや低いものの,主要牧草ローズグラスより高い。「やえのうしえ」は耐倒伏性に優れるため,特に「しまのうしえ」で課題となる倒伏による収穫時の作業性の改善が期待される。以上のことから,黒穂病等の主要病害の発生が懸念される圃場,ならびに機械収穫を中心とする畜産経営を主な対象として,南西諸島全域での活用が期待される。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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飼料作物,草地  ,  作物の品種改良  ,  粗飼料 
引用文献 (13件):
  • 花田俊雄・沖村誠・古谷茂貴・中野寛・杉本明・中川仁・松岡誠・寺内方克・登野城昇・黒島栄市・前津盛祥・池間浩千・田名広助・上地邦彦 1991.宮古・八重山諸島の亜熱帯地域植物遺伝資源の収集 植探報7.57-71.
  • 服部育男・境垣内岳雄・神谷充・樽本祐助2013.最新 農業技術 畜産6,農文協,東京,213-221.鹿児島県 2012.飼料作物栽培基準 鹿児島県,鹿児島,8-9.
  • 永冨成紀・大城良計・仲宗根盛徳1984.南西諸島におけるサトウキビ遺伝質の探索:第1,2次調査.沖縄農試研報9.1-27.
  • 農林水産省九州農業試験場・鹿児島県農業試験場・沖縄県農業試験場・甘味資源振興会1982.サトウキビに関する調査基準.
  • 農林水産省 2011.種類別審査基準「さとうきび」.1-25.
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