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J-GLOBAL ID：201902248373382132   整理番号：19A0386857

クロマト分離技術の最前線 相分離混相流の発見とクロマト分離技術への応用

著者 (1件)： 塚越一彦 (同志社大 大学院理工研究科)
資料名： 分離技術
巻： 49  号： 1  ページ： 24-28  発行年： 2019年01月31日 
JST資料番号： L2100A  ISSN： 1343-7860  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・二相分離混合溶液は,温度/圧力による相変化によって回分式容器内では上層と下層に相分離するが,これを微小領域に送液しながら相変化させると液-液界面が創出され,この流れは相分離混相流。
・相分離混相流では,内側と外側の二相からなる環状流で,管径方向分配流。
・管径方向分配流を利用して開発されたキャピラリークロマトグラフィーは,管径方向分配クロマトグラフィー。
・特殊な分離カラムを必要としないので,高速液体クロマトグラフィーの分離チューブに簡便に利用することが可能。
・モデル試料,1-ナフトール,1-ナフタレンスルホン酸,2,6-ナフタレンジスルホン酸の混合溶液の分析例を記載。

シソーラス用語： *混相流 ,  *相分離 ,  相転移 ,  圧力効果 ,  温度依存性 ,  液液界面 ,  環状流 ,  分配 ,  管径 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  *クロマトグラフィー ,  チャネル流 ,  マイクロチャネル ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 二相分離 ,  圧力依存性 ,  *相分離混相流 ,  相変化

分類 (1件)： クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S)

物質索引 (3件)： 1-ナフタレンスルホン酸 ,  1-ナフトール ,  2,6-ナフタレンジスルホン酸

引用文献 (18件)：

• F. F. Reuss, Proceedings of the Imperial Society of Naturalists of Moscow, 2, 327 (1809).
• G. Hagen, Ann. Phys. Chem., 46, 423 (1839).
• J. L. R. Poiseuille, C. R., 11, 961 (1841).
• R. B. Bird, W. E. Stewart, E. N. Lightfoot, Transport Phenomena, 2nd edn., Chap. 2, Wiley, Toronto, Canada, (2002).
• J. W. Jorgenson and K. D. Lukacs, Anal. Chem., 53, 1298 (1981).

タイトルに関連する用語 (4件)： クロマト ,  相分離混相流 ,  発見 ,  応用