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文献
J-GLOBAL ID:201902248441759436   整理番号:19A2686170

造船における構造用接着剤の適用に関する研究

Research on application of the structural adhesive in shipbuilding
著者 (7件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 143-176 (WEB ONLY)  発行年: 2019年08月30日 
JST資料番号: U0578A  ISSN: 2188-6598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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造船においては,溶接継手を構造接着継手に置き換えることにより艤装作業において次の利点,溶接などの後の歪取りと火気付帯作業の工数低減と溶接後の矯正作業などがある。しかし,部材の寸法精度管理は現在の溶接と同じレベルであること,すなわち構造接着剤はミリメートル程度の隙間を充填できること要求されている。極厚接着層の長期信頼性に対する知見の欠如が実用化の妨げになっている。そこで,造船における許容可能な設計接着強度に関する劣化推定曲線を用いて環境劣化試験を行った。SGA(第二世代アクリル樹脂系接着剤)構造接着剤について耐久性評価を行った。本研究では,構造接着継手の被着体はA5052である。船舶製品のアルミニウム装置を設置するためにアルミニウム被着体せん断継手を用いると仮定した。本研究の試験結果によると,クラスNKに関するガイドラインにおける設計強度は適切であり,そこでは変動係数は0.4以上であり,強度保持率は0.5以上であることが明らかになった。さらに,国際海事機関の決議MSC.307(88),ANNEX 2010 FTP CODEに従って表面燃焼性評価を実施した。アルミニウム表面材がアルミニウム基板に接着した構造の表面材の試験結果によると,この試料は低火炎伝播性特性に対する要求基準を満たした。さらに,構造接着剤の安全検査を,訓練船の実環境における劣化試験により行った。その結果,就航中の実環境における構造接着継手の劣化状態を明らかにし,甲板温度や紫外線などの実環境データを得た。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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各種接着剤  ,  船用材料 
引用文献 (37件):
  • Costa, M., Viana, G., da Silva, L. F. M., and Campilho, R. D. S. G.: Environmental effect on the fatigue degradation of adhesive joints: A review, The Journal of Adhesion. Vol.93, (2017), pp.127-146.
  • Del Real, J. C., De Santayana, M. C., Abenojar, and J., Martinez, M. A.: Adhesive bonding of aluminium with structural acrylic adhesives: Durability in wet environments, Journal of Adhesion Science and Technology, Vol.20, (2006), pp.1801-1818.
  • Price, A., Baldwin, T., and Gregson, P. J.: Effect of simple pretreatments on the durability of adhesive-bonded AlLiCuMg Alloy, International Journal of Adhesion and Adhesives. Vol.11, (1991), pp.11-14.
  • Cidlina, J., Henc, P., 2013, Effect of environmental degradation on the adhesive bonds strength and durability, Proc. The 5th International Conference Trends in Agricultural Engineering, Prague, Czech Republic, pp.685-689.
  • 原賀康介:高信頼性を引き出す接着設計技術,株式会社日刊工業新聞,初版,(2013),pp.119-235.
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タイトルに関連する用語 (3件):
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