抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,スマートウォッチと呼ばれる腕時計型のウェアラブル端末が注目されている.スマートウォッチは既存の携帯型端末に比べて表示画面が格段に小さいため十分な大きさのキーを配置することができない.そのため,オクルージョンの問題やファットフィンガー問題が発生し,スマートウォッチで文字を入力することは困難である.キーボードとしての実用性を考慮すると,これらの問題の改善に加えて高い入力性能を兼ね備えている必要がある.そこで我々はタッチダウンキーから隣接キーへのスライドで入力可能な文字群を切り替えることにより入力に必要なキーの数を4つにしたかな文字入力方式であるQuadKeyを提案する.QuadKeyはキーの数を4つにすることで各キーに十分な大きさを確保してオクルージョン・ファットフィンガー問題を改善する.さらに,隣接キーへのスライドで文字群を切り替える仕組みにより,1文字を1ストロークで入力することができ高い入力性能を有する.評価実験の結果,入力速度は79.7CPM,エラー率は5.78%となりスマートウォッチのかな文字入力方式として有効性が示された.(著者抄録)