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J-GLOBAL ID:201902248737286922   整理番号:19A1475241

凍結融解した黒毛和種雄牛精子に対するフルオレセインインイソチオシアナートナンキンマメ凝集素(FITC-PNA)先体完全性染色の方法論的改善

Methodological improvement of fluorescein isothiocyanate peanut agglutinin (FITC-PNA) acrosomal integrity staining for frozen-thawed Japanese Black bull spermatozoa
著者 (8件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 694-702(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U1094A  ISSN: 1347-7439  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本検討の目的はフルオレセインイソチオシアナート-共役ナンキンマメ凝集素(FITC-PNA)を用いて凍結融解した黒毛和種の精子先体の染色を改善することであった。精子を洗浄し,10,20および30分間懸濁液中において1~3%のパラホルムアルデヒド(PFA)で固定し,5分間,0~2%のトリトンX-100で透過し,懸濁液(懸濁液中)またはスミア(スミア上)において,種々の抗退色剤(0.22Mの1,4-ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO),SlowFadeおよびProLong)を添加した。精子を24時間の貯蔵の直後または後の7つのパターンに分類した。実験1は,1)懸濁中法がスミア上法より良く,2)懸濁中法を用いて精子を染色し,すぐに検査すると,最も良い抗退色剤はSlowFadeであり,3)スミア上法を用いて染色後に試料を保存する場合,DABCOは避けるべきであり,4)懸濁中法を用いて精子を染色した場合,染色試料の貯蔵は推奨できなく,5)懸濁中法を用いて染色後に試料を保存する場合,ProLongが最良の抗退色剤である可能性があることを示した。実験2の結果はTritonX-100の濃度を1%から0.1に減少できることを示した。実験3の結果は30分間の固定に用いたパラホルムアルデヒド濃度を3から2%に減少できることを示した。改良型の染色プロトコルは雄牛精子先体の完全性を測定するのに有効であると期待される。(翻訳著者抄録)
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