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J-GLOBAL ID：201902248956855714   整理番号：19A1884058

ヌクレオソーム環境におけるリンカーヒストンとクロマチン凝縮の依存性【JST・京大機械翻訳】

Dependence of the Linker Histone and Chromatin Condensation on the Nucleosome Environment

著者 (3件)： Perisic Ognjen (Big Blue Genomics, Serbia) ,  Schlick Tamar (Department of Chemistry, New York University, New York, United States) ,  Schlick Tamar (Courant Institute of Mathematical Sciences, New York University, New York, United States)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 121  号： 33  ページ： 7823-7832  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クロマチンに結合し,リンカーDNAと相互作用し,幹モチーフを形成する補助蛋白質,リンカーヒストン(LH)は,クロマチン圧縮の重要な要素である。クロマチン凝縮レベルに影響することにより,遺伝子発現においても活性な役割を果たす。しかしながら,異なるDNAリンカー長を有するクロマチン繊維におけるLHの存在と可変濃度は,その折畳みと凝縮が高度に適応可能で,即時のヌクレオソーム環境に依存することを示す。最近の実験的研究により,単核ソームにおけるLHの挙動は小さなヌクレオソーム配列におけるそれと著しく異なるが,関連する機構は不明であることを明らかにした。ここでは,中規模のクロマチンシミュレーションを用いて,単核ソームおよびオリゴヌクレオソーム(2-6ヌクレオソーム)におけるLHの挙動の構造解析を報告する。適応ステム配置はLHとその親DNAリンカーの間の静電相互作用の強さに大きく依存し,それらの相互作用は小さなオリゴヌクレオチド系において非対称である傾向があることを示した。すなわち,LHが両リンカーと類似の相互作用を有し,高度に安定なヌクレオソーム幹を形成する単核ソームとは対照的に,オリゴヌクレオソームにおけるLHは一つのDNAリンカーとのみ相互作用する。LH凝縮は,DNAリンカーを入り出す静電相互作用に敏感に依存するが,他の相互作用は,特に非親コアと非親リンカーにより,LHを軟化することにより構造凝縮を調節し,それにより,単核及び二核ソームと比較して,より柔軟になる。また,リンカー長が最大ヌクレオソーム幹長を決定するので,全体的LH/クロマチン相互作用がリンカー長に敏感に依存することを見出した。LHより短いDNAリンカーを持つモノヌクレオソームでは,LHは完全に凝縮したが,DNAリンカーはLHよりも長く,モノヌクレオソームにおけるLH伸長はDNAリンカーの長さに強く従い,隣接リンカーヒストンにより妨害されなかった。したがって,LHはオリゴヌクレオチドと比較して短いリンカーを有するモノヌクレオソームに対してより凝縮されており,その配向は可変で高度に環境依存性である。より一般的に,本研究は,折畳み動力学がゲノムパッケージングと遺伝子発現を決定的に制御するLHのag性を強調する。Copyright 2019 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： オリゴヌクレオチド ,  DNA【核酸】 ,  静電相互作用 ,  遺伝子発現 ,  非対称性 ,  タンパク質 ,  *ヌクレオソーム ,  シミュレーション ,  *凝縮 ,  折畳み ,  *クロマチン ,  相互作用 ,  ゲノム
準シソーラス用語： *リンカ ,  *リンカーヒストン , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヌクレオソーム ,  環境 ,  リンカーヒストン ,  クロマチン凝縮 ,  依存性