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J-GLOBAL ID：201902249651121118   整理番号：19A2852209

熱電結晶学(3)

著者 (1件)： 宮崎讓 (東北大)
資料名： 日本熱電学会誌  (Journal of the Thermoelectrics Society of Japan)
巻： 14  号： 2  ページ： 82-87  発行年： 2017年12月18日 
JST資料番号： F2331A  ISSN： 1349-4279  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・3次元の対称性では表せない結晶構造解析として“Ca₃Co₄O₉”として知られるコバルト酸化物を例に非整合複合結晶の構造解析と表記法を解説。
・XRDパターンに第二相由来でない未同定ピークがある場合(非整合結晶の可能性)に推奨される電子回折パターンに基づく変調ベクトルの解析法を解説。
・[Ca₂CoO₃]_p[CoO₂]の基本構造(変位変調を考慮しない)と変調構造を対比しながらその構造を詳細に調査し,変位変調と変調振幅を解説。
・複合結晶ではその構成元素の部分置換に伴い格子定数が変化するため,非整合複合結晶では詳細なpの値を標準偏差付の表記法に改めることを提案。

シソーラス用語： *X線構造解析 ,  X線回折 ,  不整合相 ,  X線光電子回折 ,  変調構造 ,  格子定数 ,  化学表記法 ,  結晶構造 ,  カルシウム化合物 ,  コバルト酸塩 ,  *酸化物 ,  *複合体 ,  *熱電材料 ,  *X線結晶構造解析 ,  回折パターン ,  *複合酸化物 ,  酸化カルシウムコバルト
準シソーラス用語： コバルト酸カルシウム

分類 (2件)： 結晶学一般  (BK05010Z) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y)

引用文献 (13件)：

• Miyazaki Y., Onoda M., Oku T., Kikuchi M., Ishii Y., Ono Y., Morii Y. and Kajitani T.: J. Phys. Soc. Jpn., 71, 491 (2002).
• S. van Smaalen: in Incommensurate Crystallography, Int. Union Crystallogr., Oxford, (2010).
• Lambert S., Leligny H. and Grebille D.: J. Solid State Chem., 160, 322 (2001).
• Miyazaki Y., Suzuki Y., Onoda M., Ishii Y., Morii Y. and Kajitani T.: Jpn. J. Appl. Phys., 43, 6252 (2004).
• Yamamoto A.: Acta Crystallogr., A 49, 831 (1993).

タイトルに関連する用語 (1件)： 結晶学