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J-GLOBAL ID:201902249692463575   整理番号:19A1977150

微生物叢由来のランチビオティクはバンコマイシン耐性腸球菌に対する抵抗性を回復させる

Microbiota-derived lantibiotic restores resistance against vancomycin-resistant Enterococcus
著者 (38件):
資料名:
巻: 572  号: 7771  ページ: 665-669  発行年: 2019年08月29日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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腸内常在細菌は,院内感染の主な原因であるバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)のEnterococcus faeciumが腸に高密度で定着するのを抑制できる。Blautia productaのBPSCSK株を含む常在細菌4株からなるコンソーシアムでも,抗生物質誘発性のVRE感染を抑制することができる。今回我々は,BPSCSK株が,Lactococcus lactisが産生するナイシンAに類似したランチビオティックを分泌することにより,VREの増殖を低減させることを示す。in vitroではVREの増殖はBPSCSK株およびL.lactisによって阻害されたが,in vivoではBPSCSK株のみが大腸に定着して,VRE密度を低下させた。BPSCSK株のランチビオティックは,ナイシンAと比較すると腸内常在細菌に対する抑制能は低かった。VRE感染のリスクが高い患者群について検討したところ,このランチビオティック遺伝子の量が多いことがE.faeciumの密度低下と関連していることが分かった。患者由来の糞便を移植した無菌マウスでは,VREの定着に対する抵抗性がこのランチビオティック遺伝子の量の多さと相関した。ランチビオティックを産生する消化管常在細菌株はVREの定着を低減させるので,このような株はVREに対する抵抗性を回復させるプロバイオティクス候補である。Copyright Nature Japan KK 2019
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分類 (1件):
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微生物感染の生理と病原性 
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