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J-GLOBAL ID:201902249746642715   整理番号:19A2852463

内因性カルシトニン遺伝子関連ペプチド欠乏はリンパ毛細管形成とM2マクロファージ蓄積を抑制することにより術後リンパ浮腫を悪化させる【JST・京大機械翻訳】

Endogenous Calcitonin Gene-Related Peptide Deficiency Exacerbates Postoperative Lymphedema by Suppressing Lymphatic Capillary Formation and M2 Macrophage Accumulation
著者 (23件):
資料名:
巻: 189  号: 12  ページ: 2487-2502  発行年: 2019年 
JST資料番号: E0065B  ISSN: 0002-9440  CODEN: AJPAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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リンパ浮腫はリンパ管の破壊により引き起こされる慢性状態であり,侵襲的手術後にしばしば発生する。カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)は,カルシトニン/CGRP遺伝子(Calca)の一次転写産物の選択的スプライシングにより生産される37アミノ酸ペプチドである。CGRPは最初に感覚神経から放出された神経ペプチドとして同定され,病態生理学的侵害疼痛の調節に関与していた。しかしながら,最近の研究は,CGRPが種々の他の細胞からも放出され,複数の機能を有することを示している。本研究では,CGRPノックアウト(-/-)マウスを用いて,術後リンパ水腫における内因性CGRPの作用を示した。マウス術後尾部リンパ水腫モデルを作製した後,浮腫は野生型マウスよりもCGRP-/-マウスにおいてより重篤であることが観察された。リンパ管内皮ヒアルロナン受容体1(LYVE-1)陽性リンパ毛細血管の数は減少し,リンパ管形成関連因子はCGRP-/-マウスにおいて下方制御された。加えて,M1マクロファージではなくM2の蓄積は,CGRP-/-マウスの浮腫組織で選択的に低下した。M2マクロファージの選択的枯渇は,野生型マウスにおいてリンパ管形成を減少させ,リンパ浮腫を悪化させたが,M2マクロファージ数が既に減少したCGRP-/-マウスでは減少させなかった。これらの知見は,内因性CGRPがリンパ管形成を増強することにより術後リンパ水腫を改善することを示唆し,M2マクロファージが重要な役割を果たすことを示唆する。CGRPは,術後リンパ水腫の治療のための有用な治療標的である可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  酵素一般  ,  細胞生理一般  ,  循環系の基礎医学 

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